このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第85回

Airは税抜き9〜10万円から、iPadはついにトラックパッド対応:

アップル新型MacBook Air、iPad Proはサプライズだらけ

2020年03月19日 07時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アップルは日本時間3月18日夜、MacBook Air、iPad Pro、Mac miniを刷新しました。本来であれば、廉価版iPhoneとともにイベントを売ってもいいぐらいのインパクトある新製品と言えますが、新型コロナウイルスの影響で、イベントはなし。オンラインでの発表となりました。

●MacBook Airは価格を安くおさえた

 まずはMacBook Airです。13インチのスタンダードなモバイルノート型Macは、2018年に、100%リサイクルアルミニウムを使用し、Retinaディスプレー化されて登場しました。今回はそのマイナーチェンジとなります。

 採用されたのは第10世代となるIntel Coreプロセッサで、ベーシックモデルではいずれも1.1GHzのデュアルコアIntel Core i3、もしくはクアッドコアIntel Core i5。オプションで1.2GHzクアッドコアIntel Core i7も選択できます。

 CPU性能は全モデルの最大2倍。新たに搭載されたIris Plusグラフィックスは80%高速化されており、これまでよりも高い性能を発揮します。加えて、ストレージは256GBからとなっており、2018年モデルに比べ2倍となりました。

 今回のサプライズは、価格でした。Core i3モデルで米国では999ドル、日本では10万4800円(価格は税抜き)。さらに学生や教育関係者向けでは9万3800円となっており、10万円を切る価格設定に挑んできた点は、新学期シーズンに魅力的な選択肢を与えてくれそうです。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中