普段使いも快適なRyzen APU搭載モデル
最後に、前述した現行最も新しいRyzen APUの「Ryzen 5 3400G」や「Ryzen 3 3200G」を備えたオススメのPCをご紹介。中古を除くとデスクトップPCで最も安価なのは、AMDの「Athlon」、Intelの「Celeron」など、ローエンドのCPUを搭載したモデル。
ローエンドのCPUでもウェブサイト視聴や文書作成くらいは問題ないが、ウェブ動画を見ながら、SNSを見たりといった複数の作業を同時に行なったり、ちょっとした写真編集などをした際の快適度が大分変る。普段使いでできるだけ長く使いたいなら、Ryzen APU搭載機のコストパフォーマンスはかなり高い。
G-GEAR GS5A-A193T/TGS2019
●TSUKUMO
直販価格 5万2980円
東京ゲームショウ2019に出展されたASRockの小型ベアボーン「DeskMini A300」をベースとしたモデル。CPUはRyzen 5 3400G、メモリーは8GB、ストレージが480GB SSD。手のひらサイズのPCで、液晶の裏側にVESAマウントで取り付けることも可能。
IEEE802.11ac/a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth4.2も対応。別途キングソフトのオフィスソフト「KINGSOFT WPS Office Standard Edition」をバンドルしたモデルも7万2380円で販売している。ディスプレーやキーボード、マウス、スピーカーは別売りな点には注意。
Regulus AR5-Q
●ドスパラ
直販価格 6万478円
CPUにRyzen 5 3400Gを採用したミニタワーのPC。安価なモデルだと、メモリーがシングルチャンネルである場合も多いが、標準で4GB×2とデュアルチャンネルになっている。メインストレージは250GB SSDと、やや少ないがこの価格帯としては及第点。
DVD±R DL 対応のDVDスーパーマルチドライブも備えている。また、標準でキーボードとマウスも付属しているため、初めてPCを購入する入門機としてオススメ。本体はやや大きめだが、動作の重いPCゲームをプレイしたくなったら、ハイエンドなビデオカードも拡張できるスペースも確保しているので、将来を見据えて、まず安価にPCを手に入れたい人にもうってつけの1台だ。
STYLE-S0B4-R53G-VHR [Windows 10 Home]
●ユニットコム
直販価格 6万4878円
全国のパソコン工房で購入できるユニットコムのiiyama PC「STYLE∞ M-Class」のデスクトップPC。ユニットコムはミドルタワー、スリムとサイズ以外に、標準構成違いの豊富なラインアップを用意している。
本機は、メインストレージに240GBのSSDを備え、さらに1TBと大容量のHDDも搭載。PCの起動は高速なSSDで、動画や高解像度写真データなどを、たっぷり保存する容量も確保したいという人に向くスリムデスクトップPC。
標準でマウスやキーボードを付属。スリムタイプなので、高性能な大型なパーツの拡張は行なえないが、DVDスーパーマルチも搭載し、DVD・CDライティングソフトも付属。省スペースで使いたい人にはオススメだ。
SR-ar5-5250H/S5/W10
●パソコンショップSEVEN
直販価格 8万4480円(3月11日23時59分まで8万1180円)
CPUにRyzen 5 3400Gを搭載したミドルタワーPC。メモリーがDDR4-3200で16GB(8GB×2)と、他製品よりも大容量で高性能。500GBのNVMe対応のSSDも備える。ASUS製の光学ドライブとライティングおよびデータバックアップソフトを付属。
フルサイズのアクリルサイドパネルを付属し、ThermaltakeのPC内部が見えるPCケース「Versa H26シリーズ」を採用。ミドルタワーと大きく、後々に拡張性を考えているならオススメの1台。
Radiant VX2800B450AG
●サイコム
直販価格 7万6730円
Ryzen 3 3200Gを搭載したミニタワーPC。ストレージは500GB SSD、メモリーは4GB。240mm水冷ラジエーターが搭載可能で、つや消し加工のアルミを採用したフロントパネルが特長のFractal Design「CORE 1550S Black」をベースとしたサイコムオリジナルPCケースを採用。ASUS製の光学ドライブを備え、書き込みソフトを付属する。
マザーボードに耐久性とデザイン性に優れたASRock「B450M Steel Legend」を実装し、電源にSilverStone製80Plus Bronze認証の550W電源を使うなど、PCパーツにコダワッた1台。
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