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Xperia 1ロングランレポート 第36回

Xperia 1の「3Dクリエイター」で自分の頭部をスキャンした

2020年02月26日 10時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII

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あまり出番がなかった「3Dクリエイター」で
自分を3Dスキャンする!

 「Xperia 1(SO-03L)」には「3Dクリエイター」というアプリが標準でインストールされています。Xperiaのカメラ機能を使って、立体物をスキャンして3Dデータを作成で、Xperia XZ1から搭載されているアプリ……なのですが、撮影の難易度もあってこれまであまりしっかりと使っていませんでした。そこで今回から数回にわたって、この「3Dクリエイター」を使ったレポートをお届けします。

立体スキャンができる「3Dクリエイター」

 まずは立体物のスキャンです。「3Dクリエイター」には「顔のスキャン」、「フードスキャン」、「セルフィースキャン」、「頭部のスキャン」、「自由造形スキャン」と5つのスキャン方法が用意されています。今回はこの中から「頭部のスキャン」にチャレンジです。

5つのスキャン方法のうち「頭部のスキャン」を使ってみる

 アプリからスキャンをスタートさせると、画面が横位置に切り替わり、ディスプレー中央に顔の位置を合わせるためのイラストが表示されます。カメラを向けてスキャンしたい頭部を写すのですが、アウトカメラを使うためひとりでは無理。さらに被写体の回りを360度回るため、一定のスペースが必要でかつ周りには余計なモノがあまり映り込まないようにする必要があります。またライティングも重要となるので、今回は撮影用のライトも点灯しておきました。

スキャンしたい頭部にイラストを合わせてスタート

自分をスキャンしたい場合は、ほかの人に撮ってもらう必要がある

しっかりとスキャンできるようにライトも点灯させた

 あとはアプリのガイドにあわせてカメラを動かしてスキャンをしていきます。かなり正確に動かさないと途中でエラーになってしまいます。頭部なども含めてガイドどおりにスキャンできたら、「完了」をタップすると、3Dデータが作成されます。

ガイダンスにあわせてカメラを動かしていく

頭部もスキャンするので、被写体には座ってもらったほうが撮りやすい

「完了」をタップすると3Dデータが生成される

 作成したデータは「3Dクリエイター」で確認可能。顔面に関してはかなり正確にスキャンできているようです。ただ髪の毛の細かいところまでは苦手なようですが、かなりリアルにスキャンできています。

完成した3Dデータ

横顔もチェック

 髪の毛のディテールがちょっと気になるので、帽子をかぶった状態もスキャンしてみました。そのほうがよりリアリティーのある感じになったので、「頭部のスキャン」をする場合は髪型をしっかりセットするか、帽子をかぶるなどしたほうが良さそうです。

帽子をかぶった状態でもスキャンしてみた

帽子のつばなどの造形もしっかりとスキャンできている

 次回は作成した3Dデータを使っていろいろと遊んでみたいと思います!

※Xperia 1(SO-03L)/Android 9で検証しました。

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筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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