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CES 2020レポート 第38回

JBL初のゲーミングヘッドホンがかっこいい! Harman/KardonやAKG新製品もズラリのCES ハーマン (1/3)

2020年01月10日 20時20分更新

文● 山本 敦 編集● ASCII

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 ハーマン・インターナショナルは、JBLやHarman/Kardon、AKGなど同社が取り扱うオーディオブランドの2020年新製品を、CES 2020の開催に合わせて一斉に発表した。ゲーミングヘッドホン「QUANTAM」などをレポートしよう。

JBL独自のヘッドトラッキング技術を搭載したゲーミングヘッドホン「QUANTAM」

最上位モデルの「QUANTUM ONE」。電源を入れるとエメラルドグリーンのイルミネーションが点灯する

 QUANTAMはJBL初のゲーミングヘッドホンだ。ハーマン・インターナショナルでヘッドホン製品を担当するデーモン・ジョンソン氏は「ロサンゼルスの拠点にQUANTAMの開発チームを独自に立ち上げ、2年をかけて開発してきた戦略的なシリーズ」だと説明する。

ハーマン・インターナショナル ヘッドホン担当のデーモン・ジョンソン氏

 その特徴は、360度全天球のヘッドトラッキングに対応していることだ。ヘッドホンをPCにUSBケーブルでつなぎ、独自開発の音響アプリケーションを立ち上げると、プレーヤーの頭の動きを追従しながらゲーム内の音像定位を作り出し、音が鳴っている方向を固定させて聴くことができる。

 同社ではハードとソフトの連携により実現したこの独自技術を「JBL QUANTAM Engine」と名付けている。専用アプリケーションはWindows 10対応から始まり、「パフォーマンスの高いSoCを積むスマートフォンでも使えるようにしたい」とジョンソン氏が話している。

360度のヘッドトラッキング技術をデモンストレーションするスペースが用意された

 ラインナップは全7機種あり、米国では4月に発売を予定している。うち4機種は日本上陸の計画があるそうだ。ミドルレンジより上のモデルは電源を入れると本体にエメラルドグリーンのLEDが点灯する。アニメ「PSYCHO-PASS」に登場するキーアイテムの“ドミネーター”によく似ていてかっこいい。

シリーズにはPCスピーカー「QUANTAM DUO」もある

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