50万のCPUからメルセデス・ベンツまで!
ASCII編集部のベテランたちが買ったもの2019
毎年恒例、ASCII編集部員たちによる今年の買い物振り返り企画。今年は若手とベテランの2部構成でお届けする。今回はベテラン勢だ。
レギュレーションは例年通り編集部員が今年実際に自腹で買ったもの中から、デジタル・アナログ、サービス問わず一番のお気に入りをピックアップした。購入したものを5段階で評価してもらい、★が多いほど満足度が高い。みんな自分が好きで買っているのに★が満点じゃない人もいるだが、その理由は本文を読んでいただきたい。ちなみに、記事後半にいけばいくほどデジタルと関係ないものになる。
さすがベテラン勢は金の使い方がみんな一点集中型で、どんなに高くても欲しいモノは手に入れないと気がすまないという強固な意志すら感じさせる。今年最大の大物はクルマ! それもメルセデス・ベンツ! 中古とは言え、夢のある話だ。
スマホがないのは、買い替えるのが日常的になっているので、「お買いものをした」という意識すらないからだ。取り立ててネタにするほどでもないだろうと、誰も挙げてこなかった。
ということで、ASCII編集者一同は、2020年も買って買って買いまくります!
自分用としては実は初! Mini-DTXマザー搭載PC
ジサトラハッチ
- 製品名:自作PC一式
- メーカー:AMDなど
- 価格:考えたくない
- 満足度:★★★★
今年は、1製品ではなく、最も時間をかけてパーツを選び、新しいPCを組み立てた。構成はCPUがAMD「Ryzen 7 3800X」、マザーボードがASUS「ROG Crossfair VIII Impact」、ビデオカードがASUS「ROG-STRIX-RX5700XT-08G-GAMING」、メモリーがG.Skill「Trident Z Royal Gold」の16GB×2などといった構成。今までは、何も考えずATXを選んでいたが、初めてMini-DTXと小型マザーボードを採用、作るのは大変だが、両手で抱えて持ち上げられるサイズはイイね。
イチオシポイントは、Gen4のSSDであるSeagate「FireCuda 520」の2TB。従来のGen3 SSDよりも高速で、シーケンシャルリード約毎秒5000MBをマーク。この高速性で、PC起動やアプリ起動が爆速なのだ! しかし、この原稿執筆時はまだ自宅に持って帰っておらず、その性能を体感できてないのだが……。
28コア/56スレッドのOC対応モンスターXeon
ジサトライッペイ
- 製品名:Xeon W-3175X
- メーカー:Intel
- 価格:49万5780円
- 満足度:★★★★★
28コア/56スレッドで倍率ロックフリーという超アグレッシブな仕様で登場してきた、1ソケット最強Xeon。1月31日に秋葉原にあるBUY MOREにて5日払いで購入しました。で、つい先日、生放送で水冷OCしたところ、奇跡の1回ですが全コア4.9GHzで駆動。CINEBENCH R20のマルチスレッドスコアーは16526pts。Ryzen Threadripper 3970X(32コア/64スレッド)のスコアー(16962pts)まであとわずか……。今年最も僕に夢を見させてくれたIntel CPUとなりました。
サイレントなのでレバガチャ音少な目でよき
ジサトラカクッチ
- 製品名:リアルアーケードPro.V サイレント HAYABUSA PS4-090
- メーカー:HORI
- 価格:1万8000円前後
- 満足度:★★★★
2019年の春ごろ購入。ソウルキャリバー新作用に買ってみたものの、しばらくホコリをかぶっていて、急遽年末ゲーム対決企画用にストVでまた触ってます。ひとり暮らしのゲームだととにかくレバガチャ音が虚しく響くうえ、ご家庭持ちの方も奥さんにウルサイなどと言われる心配がないこのサイレント仕様。イイですね。PS4用っぽく見えますがちゃんとWindows 10対応で何ら問題なく使えてます。
LマウントカメラにBetしてみた~~!!
みやのプロ(@E_Minazou)
- 製品名:LUMIX S1R、SIGMA fp
- メーカー:パナソニック、シグマ
- 価格:63万3380円(S1Rレンズキット)/26万4000円(fpレンズキット)/3万3000円(LVF-11)
- 満足度:★★★★
★★★★★+★★★★★
3月に発売となったパナソニック渾身のフルサイズミラーレス「LUMIX S1R」を記事用で借りていたのですが、超マジメな作りとその写りの良さに惚れんでレンズキットで購入しました。大きくて重い以外は全方位めっちゃ気に入ってます。レンズも、ズーム全域で30センチまで寄れるので、取材でもブツ撮りでも超便利すぎてなかなか追加レンズを買えましぇん。今年後半の自分のPowerReviewの写真は99%こちらで撮影させていただきました。
10月に突然発売となった「SIGMA fp」はカメラおやじの義務として購入しなければなりません。S1Rと同じLマウントでレンズを共有できるうえ、S1Rと逆に削ぎ落とされたピュアカメラに惚れました。こちらは1日中首から下げていても疲れないフルサイズミラーレスカメラです。
11月に発表となったのがライカSL2で、これも借りて岡田カメラマンとサワリまくったのですが、いいんですよね~。ライカならではの写真が撮れるんですよ。でも、ボディー89万1000円、レンズも60万円からとなっておりまして、家のひとに即バレな予感がして足踏み中です。これを買えばLマンウトカメラ3種制覇で役満なんですけどね~。
3社にぜひお願いしたいのは小型単焦点レンズで、シグマの45ミリはとてもステキなんですが、もうすこし広角が欲しいです。24ミリF2.8を200グラムでお願いします。
しなやかなホリゾンタルカーボンフレーム
南田ゴウ
- 製品名:LOOK KG481 SL
- メーカー:LOOK
- 価格:400ドル(約4万4000円)
- 満足度:★★★★★
ホリゾンタル(上チューブが地面に水平)なカーボンの自転車フレームが欲しいと探し続け、ebayでようやく2019年にゲットした名フレーム。アルミラグでカーボンチューブをつなぐ古典的な設計の乗り味は安定志向、かつお尻に優しく長距離サイクリングにピッタリ。ホイールベースも変えられるので、筆者は目一杯伸ばして安定に振っています。当時のハイエンドモデルがこんな値段で買えるなんて、いい時代になったものです。
メガネはどれでも同じじゃないんです
オカモト
- 製品名:メガネ
- メーカー:不明?
- 価格:約5万円
- 満足度:★★★★★
この冬はスマホを購入しようか悩んだ末にメガネを更新しました。もうここ10数年来、中野駅前の商店街にある小さなメガネ店にずっと通っているのですが信頼が置けます。
メガネはチェーンの1万円セットのものでも何も気にならないという人は実際にいるのですが、顔が大きくフレームを選ぶのと、強い近視で高屈折のレンズを入れる上にそもそもの目の能力が低いのか、ダメなメガネだと特定方向がドロドロと見えたりして本当にダメなのです。視力が大きく落ちた高校生の頃からお金が無かった20代後半まで勉強や本を読むことが大嫌いだったのは、いいメガネに会えなかったことが大きいと思っていて、明らかに人生損したなと。勉強嫌いのお子さんをお持ちの方は、いいメガネを買いに行ってみるのもどうでしょうか。
普段の食器洗いのスポンジで洗える「Mobile Tumbler」
エリコ
- 製品名:サーモタンブラー マスカットグリーン(限定色)
- メーカー:DEAN&DELUCA(オリジナルの製造元はカメイ・プロアクトのthermo mug)
- 価格:約3000円
- 満足度:★★★★
口径が広めで、食器洗いのスポンジをそのまま突っ込んで洗える、ステンレス製真空2重構造のタンブラーが欲しかったのです。いろいろなサイトの口コミを読みつつ、一部では「漏れる」と書かれていたthermo mug(サーモマグ)のDEAN&DELUCA限定のタンブラーを「えいっ!」と勢いで買ってしまいました。これがもう、大正解! もっと早く買えばよかった。
特別な棒付きスポンジではなく、フツーのスポンジで洗うことができて、さらにパーツも最小限なので、悩む間もなくいつも清潔を保てます。
そして漏れについては、よく張りして大量に注がずにガイドラインの手前でストップすれば無問題。蓋部分はポリプロピレンで、広口のため、冬山などでは不向きかもしれませんが、猫舌なのでポットから注いだお湯で紅茶を入れた場合、激アツすぎるなら少し蓋を開けておけば適温になるし、適度に飲み頃を保てるので大満足です。
米ビルボード日本人女性最高位のアルバム
スピーディー末岡
- 製品名:「METAL GALAXY」THE ONE - THE ONE Limited Edition -
- メーカー:トイズファクトリー
- 価格:9900円
- ギャラクシー度:★×無限大
3年半ぶりのBABYMETALニューアルバム。2枚組み全16曲だけど、半分くらいはこの3年半で発表された曲で、そちらは新鮮味がないのだが、新たに収録された曲が個性的すぎる曲ばかりで、相変わらずの振り幅といったところ。16曲なのに1時間かからずに聴けるお手軽さ、曲順、マスタリング、SU-METALの変幻自在なボーカルもあって、メタルなのに耳障り良く何回でも聴けるスルメアルバム。
昨年までのダークサイドとうって変わって、今年は体制を大幅に変更したBABYMETAL。この3年半でいいニュースも悪いニュースもあったが、すべての飲み込み前に進もうとする彼女たちを来年も応援したい。しかし、今年はライブの当選率が非常に高く、国内のライブはほとんど行った。LINEチケットのお陰で転売ヤーが絶滅したんだろうか。この調子で来年もライブにいきまくりたい。メイトのみなさん、よろしくお願いします!
運転アシスト機能が便利すぎる
ドリル北村
- 製品名:メルセデス・ベンツ Cクラス
- メーカー:メルセデス・ベンツ
- 価格:諸費用込み約150万円
- 満足度:★★★★★
9年乗り続けた自動車の買い替えを検討。ホンダのN-BOXにしようと思ったら、中古なら同じ価格でベンツが買えることを知り、悩んだ末にベンツを購入。レーダーセーフティーという先進の安全運転支援システムを搭載していたのが決定打となりました。さすがベンツ、快適なのは言うまでもありません。それにしても型落ちとはいえ450万円の車が数年で1/3になるとは。輸入車のセダンは売れない時代なんでしょうね。
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