このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

働く!おすすめ周辺機器レビュー 第5回

EZCast Pro Dongle2でプレゼンも働き方改革しよう!

快適ワイヤレス会議をPCスマホ最大32台でする方法

2019年12月25日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

スマホ単独でも接続可能!

 会議を長引かせるトラブルその4として「資料がたまたまスマホ内にあるんですよね問題」が挙げられる。このご時世、だれもがパソコンを持ち歩くわけではない。会議で大画面ディスプレーとつなげる方法がないため、その場での共有がかなわず、結局時間がかかった割にはグダグダの報告になってしまう……。

 そんなときに使えるのは、もちろん「EZCast Pro Dongle2」だ。スマホ(Android/iOS両対応)に専用アプリのEZCast Proをインストールしておけば、すぐに送信を開始できるので、会議もサクサク展開。なんならスマホのみを持ち寄った会議だって開催できるだろう。

「資料がたまたまスマホ内にあるんですよね問題」を解決!

EZCast Proの使い方

パソコン編
 パソコンからEZCastProを利用する手順を解説しよう。なお、ダウンロードサイトには「Pro」が付いていない「EZCast」というアプリもあるが、そちらでは「EZCast Pro Dongle2」は動作しない。

1. アプリをインストールしたら、アプリの起動前にWi-Fiの設定から「EZCast Pro Dongle2」に接続する。SSIDとパスワードは「EZCast Pro Dongle2」のメイン画面から確認できる

2. アプリを起動したら「検索」をクリック

3. デバイスリストに「EZCast Pro Dongle2」が表示されるのでクリック

4. 「優先デバイスにする」で「Yes」を選択しておけば、次回以降にアプリを起動したとき自動的に「EZCast Pro Dongle2」と接続できる

5. これで接続完了。「Mirror」をクリックするとミラーリングが始まる

 ただしこの場合だとパソコンと「EZCast Pro Dongle2」がアドホック接続のまま。パソコンがネットにつながっておらず、なにかと不便。そこで「EZCast Pro Dongle2」もWi-Fi接続する。これにより、以降はルーターを介しての送信が可能となる。

 なお、複数台のパソコンやスマホを接続する場合、一番最初に「EZCast Pro Dongle2」と接続したデバイスが「ホスト」、以降に接続したデバイスは「ゲスト」となる。画面内で複数の送信を行なう場合には、ホストとなったEZCastProのユーザーが、他のユーザーに許可を与える必要がある。

6. 「設定」→「5Gルーター接続する」をクリック後、パソコンやスマホなどが接続されているWi-FiルーターのSSIDを選択し、パスワードを入力する

複数台で利用している場合は、ホストがゲストのリクエストを許可する必要がある

スマホ編
 スマホの場合でも、EZCast Proから「EZCast Pro Dongle2」への接続方法はほぼ同じだ。なお、以下の画面はiPhoneのもの。

アプリを起動したら右上の「検索」アイコンをタップ

該当する「EZCast Pro Dongle2」がデバイスリストに表示されたらタップ

これで送信可能となる。Android OSなら「Mirror」アイコンをタップしてミラーリングを開始できるが、前述したようにiOSからミラーリングする場合はAirPlayから「EZCast Pro Dongle2」へ接続する必要がある

 これで準備は整った。あとは思う存分画面の送信に励んでいただきたい!

簡単設定で素早く画面送信!
働き方改革推進にも力を発揮

 ここまで見てきた通り、「EZCast Pro Dongle2」を使えば、会議を長引かせるいくつものトラブルを容易に解決できる。「EZCast Pro Dongle2」のメーカー直販価格は1万9030円(税込、12月中旬現在)。2万円弱で働き方改革が前進するのであれば大歓迎というところだろう。

 しかも初期設定はごくカンタン。ワイヤレスの画面送信設定に四苦八苦した経験のある人は少なくないと想像するが、今となっては過去の話。もうとにかく容易で、初見でも問題なく画面表示が可能になる。EZCastProアプリ内にもさまざまな機能があるが、ここではスペースの関係から割愛させていただくこととするが、とりあえずミラーリングさえできていれば問題なく「EZCast Pro Dongle2」を活用できるはず。

 さっそく導入を検討し、来年度こそはムダな会議時間を減らして働き方改革を推進していこうではないか。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン