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人事担当の79%は従業員の雇用プロセスにかかる時間が課題と回答

2019年12月11日 19時20分更新

文● ASCII

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 アドビ システムズは12月5日、ホリデーシーズンの臨時季節雇用に関する調査結果を発表。対象はアメリカの1000人の消費者と、250人の人事(HR)スタッフ。公式ブログで明らかにしている。

 2019年10月は季節雇用を実施する企業側の関係者には、もっともストレスの多い時期だったという。事実、調査に参加したHR専門家の55%は、新規採用人材の受け入れプロセスの点から、企業にとって、ホリデーシーズンがもっともストレスが多いと指摘した。

 HRスタッフの79%は、新しいスタッフの受け入れプロセスに要する時間が課題と感じており、72%は受け入れに関連するペーパーワークの処理が煩雑だと回答。実際、企業の31%は、臨時スタッフの受け入れプロセスに1日以上かけており、HRスタッフの27%は記入された情報をオンラインシステムに入力するのに、臨時スタッフ1人あたり1時間以上もかけているという。

 また、調査によると、企業やHRスタッフだけではなく、臨時スタッフも受け入れプロセスに不満を感じていると明らかになった。主に、受け入れプロセスに必要な時間やペーパーワークにより、ほとんどの人は臨時雇用の仕事にすぐ取り掛かれないという。たとえば、採用が決定した臨時スタッフの20%は、書類記入に30~59分かけるとのこと。

 現行の新規採用人材の受け入れプロセスが効率的だと答えたのは、臨時スタッフの49%に過ぎなかった。紙ベースのプロセスから電子サインに移行することで、新規採用人材の受け入れプロセスが改善すると考えるのは、HRスタッフの93%、臨時スタッフの86%に及ぶ。

 アドビ システムズのプロダクトマーケティング担当シニア マネージャーを務めるマイク・プライザメントは「この時期に購入されるギフトの多くは最新かつ高度なものです。それに対応する側の働き方もそうであるべきです。小売業者にとって、臨時スタッフを新たに雇用する作業自体、ストレスが多いものです。したがって大量のペーパーワークを気にすることだけは避けるべきです。Adobe Signのような電子サインソリューションによって新規採用人材の受け入れプロセスが簡単かつ高速になり、企業はホリデーシーズンのビジネス拡大に専念することができます」と述べている。

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