クリスマスの飾り付けが始まったころに、友人夫妻と食事に出かけた二子玉川で待ち合わせまで少し時間があったので蔦屋家電で、Bluetooth機能付きCDプレーヤー「BCPLAY_(TKE-0001)」(以降、BCPLAY)を衝動買いした。
今年に入って、長年愛用していたBOSEの巨大ラジカセ「AWMS II」の液晶表示が壊れ、次機種を探していたところ、ネットで見て気に入ってしまい秋葉原のヨドバシカメラで実物を見て、その重量(2.2kg)と強そうなパッシブラジエーターに一目惚れ、Hi-Resオーディオ対応のBluetoothスピーカー「Olasonic IA-BT7」を衝動買いした。
以前のAWMS IIにあって、IA-BT7に欠けているモノは肝心のCD Player。そのため手軽なBluetooth対応のCD Playerを探していたところ、AmadanaのCD Playerと蔦屋家電のCD PlayerであるBCPLAYの2台が候補となった。
残念ながらAmadanaの商品は過去にいくつも衝動買いをしたが、デザインと販促動画ファーストで、機能性や操作性、品質はいつもイマイチの印象が強く、今回も見送ることにした。その後のネット上の評判を見る限り正解のようだった。
一方、BCPLAYは価格的にも安価でAmadanaに近く、本体のカラーリングもシンプルで飽きのこないブラックオンリー。内蔵バッテリーで6時間再生ということで、普段はスマホとBluetoothで繋いで音楽再生しているスピーカー(IA-BT7)とは、ベストペアだと思っていた。
そんなわけで二子玉川の蔦屋家電で実働実機を見た時に、いつもの速攻衝動買いをしてしまっていた。大昔、オーディオに首までたっぷり浸かって破産しかかっていた頃に、先輩から、「オーディオ製品を買う時に悩んだら、必ず持ってみて重い方を買え!」と何度も言われていたのを思い出した。しかし、その時はそんなことはとっくに忘れて、「バッテリー内蔵のCD Playerも昨今はこんなに軽いんだ!」と紙袋を持っていることを忘れるくらいの感動だった。
その日は、帰宅したのが遅かったので、早速パッケージから取り出したBCPLAYをダイニングテーブルの上で充電だけ開始した。そして満充電になってインディケーターランプがグリーンに点灯するのを確認してから寝床に着いた。
BCPLAYは、縦239×横146×高さ29mmで重さ420gほど。縦置きではなく平置きなので、多少スペースを食うが操作性はこちらの方が便利だ。デザイン的な意見は分かれるかもしれないが、BCPLAYはCDを収納する部分を覆い隠す不透明な丸い蓋が特徴だ。
航空機のキャノピーや戦車のハッチのように蝶番はなく、親指と人差し指でつまみ全体を持ち上げて取り外す仕組みになっている。CDを再生する時は蓋を開けてCDをカチッと音のするまで押し込み、固定して蓋を閉めることで再生スタートする。蓋を閉めないと、物理的なセンサーが蓋が開いていることを検知してエラー表示、スタートはしない。
BCPLAYの前面には一切の操作系のスイッチや端子はなく、背面の右から充電用のmicroUSBポート、光デジタル端子、USBポートがある。光デジタル端子は、光デジタル入力のあるアンプやスピーカーと接続して高品質な再生ができ、USBポートにはUSBフラッシュメモリーを挿入することで、MP3、WMA、WAV、AAC、FLACなどの音楽フォーマットを再生できる。
BCPLAY本体の側面には、操作系のボタンとイヤフォン端子が配置されている。一番左側にある電源オン/オフボタンは3秒間の長押しによる電源オン、オフと音楽ソースのCD、USB、BTR(Bluetooth受信)の3つのモードを切り替え操作をする。
隣りのMODEボタンは、通常再生(OED)、ランダム再生(SHU)、1曲リピート再生(REP)、全曲リピート再生(ALL)を切り替えるボタンだ。イヤフォン端子の左隣りのPEARINGボタンは、3秒間の長押しにより「BTE」と表示され周辺のBluetooth対応機器とペアリング設定を行える。BCPLAY本体上面のCD操作パネルは、従来と同じで極めて一般的なレイアウト。まず操作に戸惑うことは無いだろう。

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