ミキラボ　子どもと一緒に楽しむ3分科学 第34回

水と油をまぜる方法を身近なもので試してみよう

分離するドレッシングと乳化するマヨネーズ

　サラダなどにかけるドレッシングは酢と油でできていますが、よく振ってもかけ終わった後にしばらく置いておくと酢と油が分離してしまいます。しかし、同じ酢と油が含まれているマヨネーズは置いておいても分離しません。これは、マヨネーズに卵が入っているためです。卵が乳化剤の役割（今回の実験では、無水エタノールの役割）を果たし、酢と油がまざりあった状態になるのです。

　今回は、水と油をテーマにお家でも簡単に楽しめる実験をご紹介しました。水と油を混ぜたときの現象や、水と油を混ぜる方法について見た目でも楽しく学び、体感できるので、とてもオススメです。

　さらに、ドレッシングやマヨネーズなど身近なところでも今回の現象が使われていますので、サラダを食べるときなどにお子さまとこのようなお話をしてみると本日ご紹介した科学実験へのフックになるかもしれません。

■注意事項
・小学生など低年齢の子どもが実験するときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。
・作ったアロマスプレーは誤って飲んだり、目などにかかったりしないように保存場所や使用方法に気を付けてください。