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私→WRC 第9回

ドイツラリーを視察! WRCのスケールに茂原の女王も衝撃!

2019年11月16日 15時00分更新

文● 板倉麻美 編集●スピーディー末岡/ASCII

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専属のシェフがチームの胃袋を満たす

 ホスピタリティースペースをウロウロしていると、中では美味しいご飯が用意されていて……ゴクリ。世界選手権を戦うチームには、専属のシェフさんたちが帯同しているのです。チーム総勢70名の胃袋は基本的にすべてここで満たすのです。私も期間中何度もいただきましたが、とにかく美味しい。普通に高めのレストランで食べる味です。はぁ、ワークスチームってホントすごい。

 余談ですが、チームには専属の気象予報士さんも帯同していて、タイヤ選択の重要な考察材料になります。普段は気象予報士さん、エストニアで大学教授をしているそうです。世界選手権を戦うチームってすべてが細分化専業化したプロフェッショナルの集まりなんですね。

 えっ、うちのチーム? 天気図もあまり読めない監督が、「Yahoo!天気」をスマホで眺めてます(笑)。

 そして今回は、実際にSSで使用する道をレンタカーで走りました。レンタカーはシトロエン・C4。左ハンドルのマニュアルです。ドキドキ。

 急斜面にある葡萄畑の中を走り抜ける有名なコースなのですが、とにかく勾配がすごく、すれ違いもできないほどのかなり狭い道路です。実際に選手がレッキで走った後ということもあり、インカットの痕跡が……リアル! 私は普段右ハンドルなので、普通に運転するだけでも一苦労。油断するとすぐにふらふらと左側へ寄ってしまいます。しかも全日本のSSと違って、とにかく分かれ道が多い!

 SS内でもジャンクションが多くて、まどかちゃんも隣でかなり大変そう。私もうまく寄せられないし、こんなところ走れないよ~と泣き言をこぼしながら何とかSSのゴールに到着。何もかもが初めてのことだらけで戸惑いながらの仮想レッキでした。でも、景色すんごく綺麗なんです。世界の車窓から、もといC4の車窓から。

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