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キン肉マン 友情の40周年展

ゆでたまご・嶋田先生と声優の上坂すみれがトークプロレス!

2019年10月30日 16時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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嶋田先生と上坂すみれさんとの出会い

 これを皮切りに、上坂さんのキン肉マン愛が溢れる怒涛のトークが始まるのだが、その前に嶋田先生と上坂さんの出会いについて触れたいと思う。ここから先はイベント後に聞いたのだが、お二人が知り合ったのは2015年くらいに上坂さんがスタイルブックを出版した際、お会いしたい人という対談企画で出会ったのがきっかけとのこと。

 嶋田先生は上坂さんからそのようなオファーが来た時「コンビニエンスストアがキン肉マンとコラボした中華まん「キン肉まん」が発売されていた時、Twitterでつぶやいて、いいねが沢山ついている女性を見かけたんです。そこでスタッフに「この人だれ?」と尋ねたら、すごく有名な声優さんだと言われて。まさかその人からオファーが来た時はホントにうれしかったです」と当時を振り返る。

 その後、2017年ごろにウォーズマンが上坂さんとそのファンによる集団「革命的ブロードウェイ主義者同盟」(通称、革ブロ)のロゴが入った旗を持ったイラストが描かれたコラボウェアを販売したことも。「今は計画はないですけれど、またコラボをやっていただけるなら好きな超人はいっぱいいるので」と言う上坂さんに対して、嶋田先生は「キン肉マンは女性のファンが少ないので、上坂さんのように布教してくださる方がいらっしゃいますから、ぜひ布教して欲しいですね」と笑いながら語った。ひょっとしたら再びコラボグッズが登場するかもしれない。

私がウォーズマンを好きなワケ

 ウォーズマンが好きだという上坂さんは、その理由について「ソ連の人というのが推しポイントでして。最初はなかなかしゃべらなくてコーホーという呼吸音だけで不気味だったんですけれど。最初の頃だけスーハーで(笑)普通に呼吸できるんだ! メチャ可愛い!」と、かなり読み込まれている様子。

 そして「謎に包まれていてカッコいいという謎のオーラが好きですね。そして闘いの後に、ファン感謝デーのようなところで、ウォーズマンスマイルで小さな子供達を追いかけまわすのもとても可愛くて! 私そういう小さなコマが好きなんですよ。ウォーズマンの不気味さと根の優しさのギャップに惹かれます。でも途中からウォーズマンは酷い扱いを受けていますよね。ステカセキングに一瞬でやられてしまうとか、ウォーズマンってよく死にがちです。一番死んでいるんじゃないですか? でも死んでも友情のパワーでよみがえってくれるので、あまり心配していないんですけれど(笑)」と、会場の笑いを誘う。

 これに対して嶋田先生は「もともとは、読者の応募から登場したキャラクターで、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編の決勝はウルフマンとキン肉マンの予定だったんですよ」と驚きの裏話が。「読者は超人オリンピックを2回もやるとは思ってなかったんでしょうね。その時は超人の応募とかなかったので、オリジナルのキャラクターを作り、ウルフマンとかベンキマンが活躍する話にしようと思ったんです。ですが、超人オリンピックが始まると超人の募集はしていないのに応募が集まって。その中でウォーズマンがあって。最初は消えるキャラかなと思っていたんですけれどね(笑)。で、出すとウケがよかったので、これはいけるなと」。

 さらに「ウォーズマンの登場がきっかけで、キン肉マンがマスクマンだということなりまして。どっちの覆面が脱がされるかというのが緊張感を生んで、そして壮絶な闘いの後にウォーズマンが会心して、人気に火がつきましたね」と途中でキン肉マンの設定が変わるという重要な役どころであったことにも触れた。ちなみに上坂さんの言う「よく死にがち」に関しては「ウォーズマンは人気投票で上位に来るんですよ。ですので、そういうポジションでもいいのかな」と上坂さんの疑問について笑いながら答えた。

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