ストレージは合計6台、ビデオカードは410mmサイズまで搭載できる拡張性も魅力
SilverStone×セブンアールコラボ簡易水冷搭載ミドルタワーPC、Ryzen 7を強力冷却!
2019年10月31日 16時00分更新
冷却性能向上のため、さまざまな工夫を施したPF240-ARGB-7R
ZEFT SSG1は、CPUに8コア/16スレッドの「Ryzen 7 3700X」を採用している。そして、このRyzen 7 3700Xを冷却するのが、セブンアールジャパンがSilverStoneとコラボを行なっている簡易水冷クーラーのPF240-ARGB-7Rである。
PF240-ARGB-7Rは、性能的にはSilverStoneの標準モデルである「SST-PF240-ARGB」と同じもの。そのため、マルチチェンバー設計のポンプに3相6極のモーターを搭載し、CPUと接するヘッドに流体を均等に配分することで放熱効果の向上を図るなど、冷却性能を高めるために設計段階でさまざまな工夫が施されている。そして、ウォーターブロックとファンにはアドレサブルRGBを内蔵しており、前者にセブンアールジャパンがゲーミング向けブランドとして展開する「ZEFT」のロゴをあしらっている点が特徴的だ。
ビデオカードは、GeForce RTX 2070 SUPERを搭載するMSI製の「GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC」を採用。製品名からも明らかなとおり、ブーストクロックが1785MHzと、リファレンスの1770Hzから15Hz引き上げられたクロックアップモデルとなる。また、システムメモリーはDDR4-3200に対応したCrucial製の16GBモジュールを1枚搭載するほか、ストレージはM.2タイプでNVMe接続のCrucial製「P1 CT500P1SSD8JP」(500GB)を採用しており、ストレージ面での抜かりはない。
これらデバイスの屋台骨ともいえる電源ユニットとして、CoolerMaster製「MWE Gold 750」を搭載。MWE Gold 750は、80 PLUS GOLD認証を受け定格出力は750Wと、今後のアップグレードにも十分対応できる電源容量を誇っている。また、MasterBox CM694 TGの底面に配置されているため安定感が良好。さらに、電源ユニットをすっぽりと覆うダクト構造となっているため、電源ユニットによるエアフローがケース内部のエアフローに干渉する心配がない点も評価できるポイントだ。
価格は基本構成で22万7480円
将来的な拡張性の高さも魅力
以上のように高スペックを誇るZEFT SSG1だが、将来的なアップグレードを視野に入れた拡張性の高さも魅力的だ。また、簡易水冷クーラーのPF240-ARGB-7Rをはじめ、ケース内の冷却も申し分のない構造。価格は標準構成で22万7480円(10月28日現在)と、このスペックであれば十分お買い得感は高い。
では、このPF240-ARGB-7Rによる冷却効果は実際にどの程度のものなのか。別稿で詳しくテストを実施してみたい。
試用機のスペック | |||
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CPU | Ryzen 7 3700X(定格クロック3.6GHz、最大クロック4.4Hz、8C16T、キャッシュ容量32MB) | ||
メモリー | 16GB PC4-25600(DDR4 SDRAM、16GB×1)、スロット数4のうち1スロット使用 | ||
グラフィックス | GeForce RTX 2070 SUPER | ||
ストレージ | M.2 500GB SSD(NVMe接続) | ||
ディスクドライブ | スーパーマルチドライブ | ||
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) | ||
インターフェース | 前面:USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、ヘッドセット端子/背面:USB 3.2 Gen.2(Type-A)×2、USB 3.2 Gen.1(Type-A)×6、HDMI、DisplayPort×3、スピーカー端子、1000BASE-T LAN、PS/2 | ||
拡張スロット | PCI Express 3.0 x16×2、PCI Express 3.0 x4、PCI Express 4.0 x1×3 | ||
内部I/O | SATA×8、M.2×2 | ||
電源 | 750W(CoolerMaster、80PLUS GOLD) | ||
サイズ | およそ幅224×奥行493mm×高さ506mm | ||
OS | Windows 10 Home(64bit) |