ドコモはスマホ5機種とサービスを発表
イチオシは低価格帯モデル!
ドコモは今日11日、同社のスマホ秋冬モデルの発表会を開催。スタンダードからハイエンドまで合計5機種を発表した。
ドコモの吉澤社長は「社会全体を豊かにすることがドコモの使命。今回はライフアップグレードをテーマです」と冒頭に語った。端末の紹介は珍しくスタンダードモデルから。吉澤社長は「分離プラン時代において、スタンダードモデルは非常に重要な位置を占めている。今回の2機種でスタンダードモデルのラインナップは6機種になったので選択肢がさらに増えた」とコメントした。
まずは「Galaxy A20 SC-02M」から。税抜2万円以下の価格ながらミドルクラスのスペックのモデルで、発表会後に社長自らがガイドツアーを行なうなど、今回最もチカラを入れているモデルだ。その次に「AQUOS sense3 SH-02M」を紹介し、1週間の電池持ちやフルHDの高精細ディスプレーをアピールした。
ハイエンドモデルは小型化して持ちやすくなった「Xperia 5 SO-01M」、手書きが便利になりメモリーはドコモモデル最大の12GBを搭載する「Galaxy Note10+ SC-01M」、143gという驚異の軽量ボディー「AQUOS zero2 SH-01M」の紹介した。
端末のあとはサービスの話に移り、不正ログインを防ぐ「dアカウント パスワードレス認証」を紹介した。これはさまざまなID・パスワードを指紋認証(生体認証)に統一するもので、勝手にIDを使われたり、パスワードを解析されるリスクを減らすもの。サービス開始は2020年の2月から。
d払いがバージョンアップし「d払い ミニアプリ」になり、11月28日からスタートするクーポンサービス「d払いミニアプリ クーポン」のほか、予約・注文から決済までがd払いだけで完結するサービスも始まり、ドコモbike shareが12月10日から、吉野家は2019年度内に開始する。この2つ以外にも対応企業は増えていくとのこと。ユーザーはd払いアプリさえインストールされていれば、企業ごとのアプリは必要なく、d払いで簡単に決済ができるメリットがある。dアカウントを持っていればいいので、キャリアがドコモじゃなくても利用できる。
また、「my daiz」のナビも強化され、音声案内が可能になりスマホを見ながら移動する必要がなくなった。たとえば近くにランドマークがあれば教えてくれたり、まっすぐ歩くときでも「進行方向が合っているのでそのまま歩いてください」と指示が出るなど、何度も何度もスマホでマップを見る煩わしさから解放される。提供開始は2020年の3月からで、すでにmy daizがインストールされている端末ならアップデートするだけで使用可能になる。また、他キャリアでもdアカウントを持っていれば利用できる。
そして最後に、簡単な質問に答えるだけでユーザーに最適な保険プランを提案してくれる「AIほけん」が発表された。生年月日などのパーソナルデータを入力すると、AIほけんがレコメンドする8種類の商品(怪我、損害賠償、持ち物、レスキュー、ゴルフ、ガン、介護、ネットトラブルあんしんサポート)をどの割合で加入するかを提案してくれる。月額料金のスライダーを動かせば、自分が支払いたい金額と、その金額に合わせた保証の比率にしてくれる。提供開始は12月から。
ユニークなのはネットトラブルあんしんサポートで、ネットで詐欺に遭ってしまったときに保証してくれるほか、炎上する前の予防や炎上したあとのサポートなどを専門スタッフに相談できるというもの。このサービス単体でも契約可能で、その場合は月額500円(税別)になる。サービス開始はAIほけんと同じ12月から。
今回の発表会ではスタンダードモデルにチカラを入れていたこと、auでもスタンダードモデルが続々投入されていることを考えると、今後はこの低価格帯が主戦場になると予想できる発表会だった。
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