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ASCII Power Review 第42回

もちろん軽いものが大好きなジャイアンさんのレビューです!!

dynabook Z8 実機レビュー = SSD+OptaneにWi-Fi 6で最先端の15型軽量モバイルノートだっ!

2019年10月15日 10時00分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 + 編集● PowerReview軍団

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 道具にはバランスが大事。たとえば包丁であればどんなに切れ味がよかったとしても、あまりに重すぎれば危なくて安心して扱えない。

 今回紹介する15.6型ノートPC「dynabook Z8」は、処理性能、サイズ・重量、バッテリー駆動時間が高次元でバランスして、モバイルノートPCに要求される流行の機能がほぼ洩れなく搭載された、いい意味で優等生的なマシンだ。

32GBのインテルOptaneメモリーH10と
Wi-Fi 6対応の無線LANを採用

 dynabook Z8は「Windows 10 Home 64ビット」をプリインストールした15.6型モバイルノートPC。CPUには第8世代(Whiskey Lake)の「Core i7-8565U」(4コア8スレッド、1.80~4.60GHz)を採用。メモリーはPC4-19200(DDR4-2400)対応のSDRAMを16GB(8GB×2)、ストレージは512GBのPCIe対応SSDに、32GBのインテルOptaneメモリーH10(SSD対応)が組み合わされている。

 インテルによればファイルの展開が最大約2.6倍、ゲームの起動が最大約3.7倍、動画などの大容量のファイル編集が最大約78%高速化しているとのことだ。

ストレージはデバイスマネージャーに「Intel Optane+477GBSSD」と表示される

 ディスプレーは、シャープ製の15.6型ワイド フルHD IGZO液晶パネル(1920×1080ドット、ノングレア)を採用。詳しいスペックは公表されていないが、高輝度、広色純度、広視野角が謳われている。

 無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axとWi-Fi 6に対応しており、BluetoothはVer5.0準拠。10Gbps対応の光回線、Wi-Fi 6対応の無線LANルーターを用意すれば、より高速にインターネットサービスを利用可能だ。

 セキュリティー機能としては、Windows Hello対応の顔認証センサーと指紋認証センサーをダブルで搭載している。また有効画素数約92万画素のWebカメラには、スライドして物理的に塞げるシャッターが装備されている。「ブラック・ミラー」のシーズン3の「秘密」を見て心底震えた方には、シャッターは必須装備と言える。

 バッテリー容量は公表されていないが、「powercfg /batteryreport」コマンドで調べたところ、設計容量46,512mWh、フル充電容量47,253mWhと表示された。バッテリー駆動時間はJEITA Ver.2.0基準で約19時間とスペック表に記載されているが、実際の利用シーンでも軽く10時間は超えてきそうだ。

「Windowsシステムツール」内の「コマンドプロンプト」で、「powercfg /batteryreport」コマンドを実行すれば、バッテリーの設計容量やフル充電容量(その時点の実容量)を調べられる

 パッケージには、本体、ACアダプター、電源ケーブル、ワイヤレスマウス、説明書類、Microsoft Office Home & Business 2019ライセンスカード、クリーニングクロスなどが同梱されている。いまやマウスが付属されているノートPCは少数派。しかし、標準ボタンしか装備していないとはいえ使い勝手のいいワイヤレスマウスだ。特に初めてノートPCを買うユーザーにはうれしい装備である。

クリーニングクロスはキーボード部を一回り大きく覆える余裕のあるサイズ。ディスプレークローズ時に挟んでおけば、キートップとディスプレー面が触れて、痕がつく心配をしないで済む

マグネシウム合金による剛性の高いボディー
新旧そろったインターフェース

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