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Xperia 1ロングランレポート 第19回

Xperia 1を3ヵ月使って見えてきた良い点と気になるポイント

2019年10月09日 12時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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使い続けていると見えてくるポイント

 「Xperia 1(SO-03L)」は発売直後に購入し、すでに3ヵ月ほど使用しています。そこで今回はその3ヵ月でわかったXperia 1の良い点と気になる点をピックアップしてみたいと思います。

使い始めて3ヵ月以上が経過した「Xperia 1」

 まず気に入っているのがカメラ機能です。最近のハイエンドモデルとしては当たり前となった「超広角+標準+望遠」というメインカメラの組み合わせは、やはり撮影して楽しいです。特に超広角は狭い室内や逆に広い屋外など使う機会が多く気に入っています。

トリプルカメラになって撮影できるバリエーションが増えた

 また複眼カメラになったことで、自然なボケ効果も得られるようになっています。ソニーモバイルは「レンズ交換式カメラのような撮影が楽しめるように開発した」と言っていました、まさにそのとおりといった印象です。

ボケ効果も自然な感じに仕上がる

Cinema Proでの撮影も楽しい

 本体サイズや重量もかなり気に入っています。21:9というアスペクト比は使い始めこそ違和感がありましたが、ノッチもありませんし使っているとすぐに慣れます。逆にウェブサイトやSNSでは多くの情報を表示できるので見やすいです。

 動画視聴時もシネスコサイズならフル画面で楽しめるのも○。クリエイターモードをはじめとした高画質モードもかなり効果的で、Xperia 1より画面サイズの大きなタブレットを持っていても、わざわざXperia 1で動画を観ることもあるほど。

コンテンツを楽しむにはバツグンのディスプレー

 さらに軽量で持ちやすいのもポイントです。重量は178gで現在はケースに「DURO Ultra Slim & Light Case for Xperia 1」を使っているので実測195gほどですが、設計で重量配分が均等になっているためか手に持ってみると思った以上に軽く感じます。最近のスマートフォンはハイエンドだと200gを超えるモデルも多く、さらにカメラの大型化や機械式のギミックを搭載するモデルもあり、バランスが悪く、重たく感じるスマートフォンが多いので、軽いスマートフォンが好みのユーザーにはXperia 1はピッタリです。

現在使っているケースとガラスフィルムを合わせても200g以下に収まっている

 現状では満足して使っているXperia 1ですが、気になる点もいくつかあります。たとえばカメラ機能では、超広角から標準の間はズームが使えないこと。ほかのメーカーのトリプルカメラは超広角から2倍以上のデジタルズームまでシームレスに倍率を調整できますが、Xperia 1は1倍からになっています。動画も同様で超広角とそれ以外の倍率はどちらかでしか撮影できません。

倍率調整は超広角の「W」からしたい!

 それとカメラアプリの発熱も気になります。この夏は特に暑かったですが、屋外で撮影していると、熱さでカメラアプリが使えないことも。特に動画撮影時は4KではなくフルHD撮影時でも熱だれして撮影できないケースもありました。倍率の調整も含めて次期モデルでは改善してほしいポイントです。

カメラアプリの発熱はちょっと気になります

 それ以外は特に不満もなく満足に使用しているXperia 1。今後もさらに使いこなしていきたいと思います!

※Xperia 1(SO-03L)/Android 9で検証しました。

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