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世界初の太陽電池充電式アナログクオーツ腕時計が未来技術遺産に登録

2019年09月04日 18時30分更新

文● 阿部

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 シチズン時計は9月3日、1976年8月に発売したシチズンクリストロンソーラーセル「Cal.8629-7J」が、国立科学博物館が選定する未来技術遺産に登録されると発表した。2018年に登録された多局受信型電波腕時計「Cal.7400」に続き、2件目となる。

 Cal.8629-7Jは、単結晶シリコン太陽電池8枚を使用した、世界初の太陽電池充電式アナログクオーツ腕時計。現在は、同社の腕時計の基幹技術のひとつである「光発電エコ・ドライブ」として、腕時計の技術発展を支える礎になっているとのこと。

 未来技術遺産は、国立科学博物館が平成20年度から実施している登録制度。「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に著しく影響を与えた科学技術史資料」の保存を図り、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的としている。

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