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toraru、奈良県立医科大学、ナッセが共同研究を実施

新しい移動サービス「GENCHI」のバーチャル旅行体験が認知症予防になると証明

2019年08月01日 16時15分更新

文● 山口/ASCII

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 toraruは7月31日、奈良県立医科大学、ナッセと共同で、バーチャル旅行体験が人にもたらす認知機能と心理への影響についての共同研究を実施、認知症予防になることの証明が完了したと発表。

 同研究は、奈良県立医科大学が進めている認知症予防の研究において、toraruとナッセの2社と産学連携を組み、さらに平成29年度大阪起業家スタートアップ事業による大阪府および大阪府社会福祉協議会の支援により、医学的見地から「バーチャル旅行体験」と「認知症予防・抑制」の相関関係について調査したもの。

 具体的には、「バーチャル旅行を継続することによって、満足感・達成感・楽しさが向上し、ストレスレベルが低下、認知機能は低下抑制が見られる」という仮説を、介護事業所に入居・来所している希望者を中心に調査・研究を実施し、証明した。

 認知機能や心理へ有効な結果が得られたことで、バーチャル旅行体験を普段楽しめる環境を整備すると同時に、toraruが運営する体の移動しない新しい移動サービス「GENCHI」を利用して働くクラウドワーカーの仕事として社会に還元していくという。

「GENCHI」イメージ

GENCHIの仕組み

 また福祉・介護施設運営のナッセは、今後「バーチャル旅行を含めた旅行」に関連するツアーやイベントなどさまざまな取り組みを開始するとしている。

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