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令和の夏休みはゲームでさらにアツくなれ! 第1回

この夏オススメのFPS向けゲーミングマウスとゲームタイトル

2019年08月16日 12時00分更新

文● Kei-D

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 今年の夏休みは、人によっては9日間以上という大型連休だった人もいるだろう。これから夏季休暇を取る人もどう時間を使おうかと迷っている人もいるはずだ。それならば、年号も令和へと変わったこともあり、この夏休みを機に新しいゲームジャンルやタイトルにガッツリと触れてみてほしい。

 ガッツリと触れるからには、プレイの中でそれなりの結果を出す必要がある。そのためには、それに見合ったゲーミングデバイスを用意するほうが有利であり、より深く楽しめることは間違いない。

 そこでこのゲーミングデバイス特集の第1回では、これからFPS/TPSゲームを始めようという初心者のために「ゲーミングマウス」について触れていこう。FPS/TPSゲームであれば、最も重要になってくるデバイスはマウスだ。マウスだけを良いものにすればいいというわけではないが、一番重点を置くべきデバイスなのは間違いない。

 また、あわせてゲーミングマウスのあれこれについての解説も入れていく。すでにFPS/TPSをプレイしている人でも、普段なにげなく見聞きしていた言葉の意味を理解して、さらに深く好きなゲームの世界に踏み込んでもらいたい。

 それだけではなく「今夏オススメのFPS/TPSゲーム」も合わせて紹介する。今一番の注目タイトルを紹介するので、令和初の夏休みに是非ともプレイしてもらいたい。

ゲームをする上で
「ゲーミングマウス」を選ぶのは当然!

 良質なプレイ環境を作り上げるためには、マシンのパーツ選定がもちろん重要だ。しかし、各デバイスにこだわるのもそれと同じか、ゲームタイトルによってはそれ以上に重要だ。

 プレイしている間常に持ち続けるマウスは、自分の手にしっかりなじんで持ちやすく、そして扱いやすくなければならない。そのためにはたくさんのマウスを触り比べてみる必要がある。

 だが、世の中にあるすべてのマウスを触り比べるのは途方もない時間と労力が必要だ。だからこそ、ゲームのプレイに特化した「ゲーミングマウス」に絞って探していくのが最良の手段だ。

 ただ、それでもその数は非常に多い。なので、どういったゲーミングマウスを選ぶべきなのかを、ある程度厳選してお伝えしていこう。

まずは自分の手の大きさを知る

 マウスを選ぶ上でまず大事になってくるのが「マウスの大きさ」だ。手の小さい人が大きいマウスを使う、あるいは手の大きい人が小さいマウスを使うと、手や手首、腕、肩などに力が入ってしまい疲れてしまう。これはどちらも放っておくと腱鞘炎などになりやすくなるため細心の注意を払うべきところだ。

 マウスの大きさを選ぶとき、最も効果的な方法が「実際に持ってみる」ことだが、冒頭でもお伝えした通りそう容易ではない。なので、まずは簡単でいいので定規やメジャーなどで実際に測ってみよう。

 手のひら全体を計測するのではなく、マウスを持つ手の中指の腹、もしくは第一関節あたりから、母指球(親指の付け根の膨らんでる部分)までを真っ直ぐ計測しよう。手の横幅は人差し指の付け根あたりから小指の付け根あたりまでを測るといい。

マウス選びに悩んだら、この寸法に近いサイズのマウスから選んでみるといい

 これは、この縦と横がマウスを握る際の「軸」になる部分だからだ。この軸からブレると、手に余計な力が入ったりして動作に難が出る。回転ゴマを思い出してみてほしいのだが、軸がしっかりしているコマは長く回転していられる。

 しかし軸が歪んでいたりするコマは、回転が不安定で長く回ってはいられない。マウスが動かせないというほどでは決してないが、なるべく長く同じポテンシャルを発揮するためには、この軸を意識するということは非常に重要だ。

 計測した数値に近い長さと幅のマウスを選べば、だいたい手にしっくりくるはずだ。ただしマウスの高さによってフィーリングは変わってくるので、絶対にこれが正しいというわけではない。この数値を元にいくつか見当を付けておけば、ある程度マウスの数を絞り込める。

「かぶせる派」「掴み派」それとも「つまみ派」?
自分のクセを理解しよう

 次に、自分のクセを理解しよう。マウスの握り方は大きく分けて3種類ある。1つ目はパームグリップ(Palm grip)と呼ばれる「かぶせ持ち」だ。マウスに手のひらから指までの全体を密着させる持ち方で、安定感があるため多くの人が利用する握り方だ。

手のひらから指までの全体を密着させる「かぶせ持ち」

 2つ目はクローグリップ(Claw grip)と呼ばれる「掴み持ち」だ。指をかぎ爪のように立てた持ち方で、手のひらと指先だけでマウスを握る。

 かぶせ持ちより若干安定感は劣るが、指先を立てている分クリックが早くなるという利点がある。また、指の長い人がかぶせ持ちをしようとすると自然と掴み持ちになっていることもある。

指をかぎ爪のように立てた「掴み持ち」

 3つ目はフィンガーチップグリップ(Fingertip grip)と呼ばれる「つまみ持ち」だ。マウスに手のひらを付けず、指だけでマウスを持つ持ち方で、親指と小指でマウスの左右を支えるのがポイントだ。海外のプレイヤーやプロゲーマーにこの持ち方を採用している人が多く、筆者もこのつまみ持ちを採用している。

指だけでマウスを持つ「つまみ持ち」

 つまみ持ちが前述の2つと決定的に違うのは、手首とマウスの距離が離れていることだ。手首とマウスが離れれば、それだけ手首を利用したエイミングに影響が出てくる。かぶせ持ちと掴み持ちに比べると、マウス感度が若干低くなっているように感じられるが、その分繊細なエイミングができると言える。

 また、これは筆者の感覚ではあるが、リコイルコントロールが指先だけで瞬時に行なえるため、肘などのポジショニングをキープできる。そのため、ある程度姿勢を固定してプレイできるので、筆者はこの持ち方を採用している。

 ここまで3つのマウスの持ち方を解説したが、このほかにも持ち方はたくさんある。人によってはプレイしているうちに、例えば「小指が立つ」「人差し指を使わず中指と薬指でクリックする」などオリジナリティーも出てくる。

 結局のところ、自分の持ちやすい持ち方が一番だ。だからこそ、まずは自分の手に合ったサイズのマウスをゲットして使い込んでほしい。

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