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新車を買った情報2019 第23回

マツダ ロードスターRFの排気音を楽しもうとして失敗した

2019年07月13日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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なぜかオープン時の開放感がアップ

 結果は意外なものでした。もちろん車内は排気音で満たされます。オーディオのボリュームで排気音を上げ下げしたり、EQ調整したりするのは新鮮であります。

 ところが無指向性のマイクですから、ロードノイズや対向車の通過音など、排気音以外も拾ってしまう。発信加速から巡航に移ると、排気音よりロードノイズが大きくなり、ジャージャーとうるさいだけ。風が吹くとノイズも入ってくるから、やかましい。

 マイクの位置をもっとマフラーに近づけたり、ウインドシールドを付けたりといった工夫はいるでしょう。排気自体の温度はそれほど高くなさそうなので、ピエゾセンサーを試してみるのも手かもしれません。

 ただ、意外な効果として、オープン時の開放感は上がりました。オープン時の視界は、前を見ている限りソフトトップと変わりませんが、いまひとつ開放感に乏しい。それは耳の後ろから来る音を、ピラーが遮っているからだと日頃から感じておりました。

 果たして、その方向から届くべき音がヘッドレストスピーカーから流れてくると、そこにピラーなど存在しなかったかのような錯覚をするわけであります。これは研究の余地があるかもしれません。

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