オールドレンズライクなシネレンズ群も
キヤノンのミラーレスカメラマウント「EF-M」向けのレンズ3本もリリース。「16mm F1.4 DC DN」「30mm F1.4 DC DN」「56mm F1.4 DC DN」の3本で、すべて今秋の発売予定。
山木社長はほかに、Lマウントレンズのロードマップも更新。F値F1.4のレンズ3本(35mm、50mm、85mm)を8月末までに投入し、来年にかけて順次ほかのレンズも投入していく。
また、1970年代のビンテージレンズのような外観と、ガラスにコートをしないノン・コートガラスを採用することで、フレアやゴーストを抑えずにオールドレンズのような写りを見せるシネレンズ群「Classic Art Prime」を投入する。シネマ業界では1950~70年代頃のオールドレンズを使った独特の映像表現がトレンドになっている、と山木社長。
そうしたトレンドに対して、最新の光学設計ながらフレアやゴーストが出やすく、さらに暖色系の色調再現を行った同レンズ群を投入。しかも14~135mmまでの焦点距離をカバーするフルラインナップをそろえる方針だ。
「現代のデジタルカメラは画一的な画像になりがちだが、このレンズで特徴的な画像が作れる」と山木社長。シネマ用のレンズではあるが、「静止画で撮りたいという人もいるかもしれないと妄想している」とコメントしている。