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足湯からBBQまで! 富士24時間レースはレースからサイドアクトまで楽しい

2019年06月22日 15時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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決勝は15時にスタート
24時間戦えますか?

 決勝は15時からスタート。しかし開門時間の午前7時から多くの人が会場に集まり、コースサイドにテントを張りはじめる姿が見られた。コースサイドにテントがならぶ姿は、海外の耐久レースではおなじみだが、国内の他のサーキットやレースではなかなか見られない光景だ。

コースサイドにはテントが立ち並んだ

 そして富士スピードウェイも、テント付きの入場券を販売。購入者は設営されたテントで過ごし、帰宅時にはスタッフが片付けを手伝ってくれるとあって、アウトドアには興味があるが何を買えばいいのか、どう使えばいいのか不安な人にはピッタリだ。

テント付きの観戦席

 会場内で自動車部品メーカーがブース出展しているのは、他のレースと同じだ。TOYOTAは今回、足湯というサービスを実施。広い富士スピードウェイを歩いて疲れた脚にはうれしい配慮。しかも24時間営業! 足湯につかりながらモニターで観戦する姿が後を絶えなかった。

GR足湯コーナー

足湯につかりながらレース観戦ができた。贅沢!

 食事も様々。その中で最近、富士スピードウェイの名物となりつつあるのがメインスタンド裏にある「名代しょうが焼き丼ぶり」のメガ生姜焼き丼(2000円)だ。富士スピードウェイ近傍にあり、レース関係者では知らない人はいないといわれる「ドライブイン 佐の川」が出店するこの名物料理「生姜焼き」の専門店が出すそれは、通常の並盛り(800円)に対して2.5倍の量でボリューム満点どころではなく、1人で食べるのが困難なほどのメガメニュー。5月に行なわれたSUPER GT戦では20食を売り上げたというから驚き。アツアツを提供するため時間はかかるものの、コシヒカリの上にたっぷり乗った生姜焼きは、食べても食べても白飯が見えないほど。そして生姜焼きのタレを吸った白飯は極上の味だ。他レースでも販売するかは不明だが、ぜひ挑戦してほしい。

メインスタンド裏にある名代しょうが焼き丼ぶり

メインスタンド裏にある名代しょうが焼き丼ぶり

肉、ニク、にく……ひたすら肉を貪り喰う究極のスタミナメニュー

 さて、ピットに訪れると、65号車Phenomen Mars Audi RS3 LMSのマシンを掃除している姿を見かけた。ボディーにシュアラスターのゼロフィニッシュでコーティングしているのだが、担当に話を伺うと「もともとボディーだけでなく、タイヤハウスの中にも施工してタイヤカスなどが付着しにくいようにということで始めたんです。そして先日の富士テストでガラスコーティングした車両にゼロフィニッシュを施工したところ、メインストレートで1km/hの速度向上が認められたんですよ」とのこと。市販のコーティング剤で速度が上がることに驚くとともに、わずかでもライバルと差を付けたいというチームの執念を感じた。ちなみに65号車は開幕戦の岡山で優勝しており、小さい積み重ねが実を結んでいるようだ。

市販のゼロプレミアムをボディーに施工

 午後になりスターティンググリッドにマシンが整列するも、どこか和やかな雰囲気。これからの長時間レースを楽しもう、という雰囲気が各チームから伝わってくる。陸上自衛隊による約1時間に及ぶセレモニーが行なわれた後、ローリングスタートでレースの火蓋が切って落とされた。

グリッドの様子

ROOKIE RACINには、片岡選手、飯田選手の姿も

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