ANTI-LAGとImage Sharpeningをサポートした新しいAdrenalinドライバが7月1日にリリース
また、ソフトウェアの強化ももう1つの特徴で、Radeonシリーズ向けのゲーミング向けドライバー(Adrenalin)の2019版の最新バージョン(バージョン19.7.1)が7月1日に公開される。
さらに7月7日には同じバージョンでRadeon RX 5700シリーズに対応したバージョンが公開される予定。その中では新機能として「ANTI-LAG」、「Image Sharpening」などの機能が追加される。
ANTI-LAGは、eSportsプレイヤーなど、キーボードからの入力ラグが競技に大きな影響を与えるプレイヤー向けの機能で、CPUとGPUの応答時間の差で生じる差をできるだけ削減してキー入力のラグを減らす。ゲームによるが31%の減少が期待できるとAMDは説明している。
「Image Sharpening」はGPUの機能を利用してシャープネスをかけることで、アップスケール時にアンチエリアシングのような効果をかけることでより鮮明な表示を行なうことができる機能になる。
NVIDIAはGeForce RTX 20シリーズでDLSSの機能をサポートしており、同じような効果をもたらすが、ゲーム側の対応が必要という弱点を抱えている。それに対して、このImage Sharpeningはドライバーレベルでの実装になるため、ほとんどのゲームで活用することができる。