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麻倉怜士の「MIPTV 2019」レポート 第2回

日本のテレビ番組は世界に通じるのか? カンヌで見た「バラエティのアイデア」(中編)

2019年05月15日 09時00分更新

文● 麻倉怜士 編集ASCII

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●テレビ東京『青春高校3年C組』 High School 3-C!

テレビ東京 青春高校3年C組 High School 3-C!

青春高校3年C組の面々。

 テレビ東京で2018年4月2日から毎週月曜~金曜の17:30~17:55に生放送されているバラエティ番組。秋元康氏のアイデア「理想のクラスをつくる」を番組化したものだ。理想のクラスとは秀才だけでなく、美人、太っちょ、変わり者、普通の人……いろんな個性が混ざったクラスのことを言う。現役高校生からオーディションで選び、クラスを編成し、様々なアクティヴィティに挑戦するという内容である。将来のタレントを見つけるという狙いもある。

 フォーマットとしてのポイントは、(1)15~20歳の一般男女が応募可能であること、(2)生放送と同時にネットでも配信すること──だ。テレビ東京・コンテンツ事業局海外ビジネス部副部長・小林史憲氏は、「『青春高校3年C組』は編成局ではなく、コンテンツ事業局が発想した番組です。なので始めから、番組をどうやってビジネス的に活用しようかという仕組みを考えています。まずは国内で二次利用として配信やイベントを企画しました。そして今回、海外に打って出ることにしました」。

フォーマットのポイントを列挙。

クラスでさまざまな様々なアクティヴィティに挑戦。

美人、太っちょ、変人、普通の人……いろんな人が混ざったクラス。

 Treasure Box Japanの壇上で、堂々のプレゼンテーションを行ったコンテンツ事業局海外ビジネス部主事の森丘直子氏は「Treasure Box Japanの後、ロシアの会社数社とミーティングしました。番組の詳細な構成を知りたいということで、改めてプレゼン資料を作成して、再度交渉に臨みます」と、期待をにじませた。

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