コト視点でのお役立ちを提案したい
TOKYO リノベーション ミュージアムの名称は、3つの言葉で構成されている。
パナソニック ライフソリューションズ社の北野亮社長は、それぞれの言葉の意図について説明する。
ひとつめは冠を「パナソニック」ではなく、「TOKYO」としたことだ。しかも、「東京」ではなく、「TOKYO」と英字にした。
北野社長は「企業色を前面に出すのではなく、日本の政治、経済の中心であり、世界の中でも住みやすい都市の上位にランキングされ、さまざまな価値観を持った人が暮らす『TOKYO』を主語にすることで、モノ視点ではなく、コト視点でのお役立ちを提案したい」とする。
TRMではパナソニックの製品だけでなく、パートナーの製品も品揃えすることで、幅の広い提案をし、「他業種のパートナー企業との共創によるサービスや情報の提供など、関連するさまざまな相談に応える環境によって、一人ひとりの憧れの暮らしの実現に貢献する」と語る。
パートナーとの協業という点では、三井住友信託銀行など5社と提携。「パートナーとの拡大は、今後も弾力性を持った形で、素早く展開したい」とした。
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