さとうなおきの「週刊アジュール」 第90回
Azure Container Instancesを値下げ
SQL Database Managed Instanceでタイムゾーン指定が可能に
2019年05月06日 07時00分更新
Azure Service Fabric:Humio
Azure Service Fabricは、Windows Server/Linux上で動作するマイクロサービスプラットフォームであり、コンテナーオーケストレーターでもあります。
ログ管理プラットフォーム「Humio」が、Azure Service Fabricの監視をサポートしました。
Azure SQL Database:Managed Instanceでのタイムゾーン指定
Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。
Azure SQL Databaseの一機能であるAzure SQL Database Managed Instanceは、オンプレミスのSQL Serverとの100%に近い互換性を持つデータベースサービスです。
これまで、Azure SQL Databaseでは、データベースのタイムゾーンはUTCに設定されており、変更することはできませんでした。そのため、既存のデータベースアプリケーションで、データベースのタイムゾーンがJST(日本時間)などの特定のタイムゾーンに設定されていることに暗黙的に依存してしまっていた場合、Azure SQL Databaseへの移行に際して、日時処理を修正する必要がありました。
今回、Azure SQL Database Managed Instanceで、インスタンスの作成時にタイムゾーンを指定する機能がパブリックプレビューになりました。既存のSQL Serverを、ますますAzure SQL Database Managed Instanceに移行しやすくなりますね。
Azure Stream Analytics:Visual Studio
Azure Stream Analyticsは、リアルタイムストリーム処理サービスです。
Azure Stream Analytics tools for Visual Studioの4月のアップデートがリリースされました。
Power BI Embedded:2月/3月のアップデート
Power BI Embeddedは、Power BIで作成した対話型のレポートを、カスタムアプリケーションに埋め込むことができる、ISV/開発者向けのサービスです。
1月のアップデートに続いて、Power BI Embeddedの2月/3月のアップデートがまとめられています。
詳細は、次のページをご覧ください。
Azure Sphere:19.04
Azure Sphereは、インターネット接続デバイス向けの組み込みの通信、セキュリティ機能を備えた、セキュアなアプリケーションプラットフォームです。Azure Sphereの認定を受けたパートナー企業のMCU(マイクロコントローラー)、LinuxベースのIoT専用セキュアOS「Azure Sphere OS」、Azureのセキュリティサービス「Azure Sphere Security Service」の3つで構成されています。Azure Sphereは、現在プレビュー中です。
3月にリリースされていた19.03に続いて、Azure Sphere 19.04のパブリック プレビューがリリースされました。
Azure IoT Hub/Azure IoT Edge:Azure Certified for IoT
Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。
Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ側で実行できるようにするサービスです。
2018年12月に、「Azure Certified for IoTプログラム」を通して「Azure Certified for IoTデバイスカタログ」にIoTデバイスを掲載するための、新しいウェブベースのテスト自動化ワークフロー「Azure IoT certification service」(AICS)がGAになっていました。これは、Azure IoT Hubに接続可能なIoTデバイスを認定するものです。
今回、Azure IoT certification serviceが拡張され、Azure IoT Edgeデバイスの認定がサポートされました。
それでは、また来週。
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