特集第1回でUltra HD Blu-rayをPCで再生するための最新事情やハードウェア要件を解説した。これらを把握したら、あとは各種パーツを選んで組むだけだ。
ここからは、UHD BDを楽しむだけでなく、写真や映像の編集などといったヘビーな使い方もこなせるスペックを備えるコンパクトPCの構成を考えてみたので紹介していこう。
マザーボードはUHD BD対応をうたっているASRock「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」とGIGABYTE「Z390 I AORUS PRO WIFI」で悩むところだが、本構成ではGIGABYTE「Z390 I AORUS PRO WIFI」を選んでいる。
Z390 Phantom Gaming-ITX/acが装備するThunderbolt 3ポートも魅力的だが、決め手は両製品のLEDイルミネーションの位置で、「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」はPCIeスロット下部に備わっているのだが、今回選んだPCケースだと隠れてしまう。
せっかく、定番RGB LEDメモリーのG.Skill製Trident Z RGBやCPUウォーターブロックがキレイに光るNZXTのKRAKENをチョイスしているので、マザーボードのLEDも活かせるようにした。
そのほかにもこだわり満載だが、CPU内蔵GPUでのUHD BD視聴と、ビデオカードを搭載してのPCゲーミングの両立目指して各種パーツは選んでいる。
UHD BD視聴+αをこなせるPC構成 | ||
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CPU | インテル「Core i7-9700K」 (8コア/8スレッド、3.6GHz~4.9GHz) |
5万1000円前後 |
CPUクーラー | NZXT「KRAKEN X52(RL-KRX52-01)」 (オールインワン水冷、240mmラジエーター) |
1万5000円前後 |
マザーボード | GIGABYTE「Z390 I AORUS PRO WIFI」 (LGA1151、Z390、Mini-ITX) |
2万3500円前後 |
メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-2666C18D-16GTZR」 (DDR4-2666 8GB×2) |
1万5000円前後 |
SSD | Western Digital「WD Black SN750 NVMe 1TB(WDS100T3X0C)」 (1TB、M.2、NVMe) |
2万9000円前後 |
光学ドライブ | パイオニア「BDR-XS07B-UHD」 (ポータブルBDドライブ) |
2万4000円前後 |
ビデオカード | CPU内蔵GPU | |
PCケース | RAIJINTEK「OPHION EVO」 (Mini-ITX) |
1万4000円前後 |
電源ユニット | FSP「SDA600」 (80PLUS GOLD 600W) |
1万2800円前後 |
ファン | NZXT「Aer RGB 2 Starter Kit 2基モデル HF-2812C-D1」 (Aer RGB2 120mm×2、HUE2セット) |
1万3000円前後 |
総額(税込) | 19万7300円前後 |
※価格は4月30日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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