Mini-STXというMini-ITXよりも小さなフォームファクターを採用し、BTOパソコンを中心に採用例の多かった超小型PCベアボーンのDeskMiniシリーズ。「DeskMini A300」は初のAM4ソケット対応モデルとなる製品。小型なため、当然GPUを内蔵するAMD製CPU、いわゆるAPU対応となるのだが、Raven RidgeことRyzen 5 2400Gまで搭載可能。
4コア/8スレッドのCPU性能はもちろん、同価格帯のインテル製CPUよりも高いグラフィック性能も期待できるということから、発売直後から人気のモデルとなっている。そんな「DeskMini A300」について、ASRockのGeneral ManagerであるChris Lee氏にお話を伺った。
「ターゲットにしたのは、小さなPCが欲しいというユーザー」
まず最初に、「DeskMini A300」がどういった製品なのかを軽く紹介しておこう。これは幅80㎜、高さ155㎜、奥行き155㎜というコンパクトなボディながら、CPU、メモリー、ストレージを取り付ければデスクトップPCとなる自作PCベアボーンだ。
一般的な自作PCであれば、パーツをひとつずつすべて自分で選定、組み立てる必要があるが、ベアボーンであればマザーボード、PCケース、電源が組み込まれた状態で販売されているため、より簡単に組み立てられるのがメリット。
そして何よりうれしいのがその価格。小型PCとなると特殊なジャンルとなるため価格は値上がりしやすいのだが、DeskMini A300は実売で1万8000円前後と低価格に抑えられている。Ryzen搭載の小型PCが欲しかった人たちにとって、まさに理想といえる製品だ。