【カメラ画質チェック】解像感がありイメージに近い写真に
1200万画素で、光学手ブレ補正に対応したメインカメラを搭載。風景と料理の写真は、解像感が高く、花や料理の色も理想的な発色となっている。実際の被写体と比べるとやや整いすぎという印象も受けるが、SNS向けなどを考えるとこのぐらいのほうが使いやすいだろう。
夜景に関しては、最近の高画質撮影モードはないものの、実際の見た目に近い印象で、解像感もある写真が撮れている。より派手にしたいなら、ここから補正してやるといいだろう。
【結論】安価で日本向け機能も搭載、高コスパが魅力
iPhone 7は以前のハイエンドモデルだけあって、安くなった現在でも高い処理性能や高品位なカメラ画質は魅力的だ。また、このiPhone 7からモバイルSuicaや防水にも対応したので、これまで低価格で販売されていた「iPhone 6s」では物足りないというユーザーも気軽に購入しやすくなっている。
安価になった少し前のモデルということで、ゲームアプリなどをヘビーに動かすと、今回紹介したほかのコンパクトスマホと比べて処理性能が低い点は気になる。カメラも十分な画質だが、AI認識など最新トレンドの機能は搭載されていない。両方とも普段使いでは十分な品質だが、厳密に比べるとやや劣るといったところだ。
むしろ、コンパクトスマホを求めるユーザーにとっては、手のひらで握るにはやや大きく、金属素材の背面パネルが手から滑りやすい点が気になる。この点は、大手キャリアから条件次第で安価に購入できる、背面がガラスパネルの「iPhone 8」には劣るポイントだ。
また、コンパクトなiPhoneという切り口では、どうしても「iPhone SE」と比較されがち。画面が大きいのは便利だが、文字入力の快適さは許容できないユーザーがいるかもしれない。
iPhone SEの販売が縮小し後継モデルもない以上、低価格でコンパクトなiPhoneを選ぶならこのモデルがベストとなる。なお、ドコモ、au、ソフトバンクでは、後継機種のiPhone 8が安く購入できる場合もある。大手3社で購入する場合はiPhone 8の価格もチェックしてみるといいだろう。
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