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さとうなおきの「週刊アジュール」 第82回

Azure Monitorで複数リソースに対するメトリックアラートが構成可能に

Azure DevOpsがSlack連携、CLI、Basicプロセスをサポート

2019年03月08日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Stream Analytics:再パーティション分割、異常検出

 Azure Stream Analyticsは、リアルタイムストリーム処理サービスです。

 2018年9月のIgnite 2018カンファレンスでパブリックプレビューになっていた、再パーティション分割(ユーザー定義のカスタム再パーティションカウント)がGA(一般提供)になりました。

Azure Stream Analyticsの再パーティション分割

 Azure Stream Analyticsで、異常検出のための組み込み機械学習モデルが、これまでサポートされていたクラウド上に加えて、Azure IoT Edge上でもパブリックプレビューになりました。

 Azure Stream Analyticsジョブの中でAnomalyDetection_SpikeAndDip、AnomalyDetection_ChangePoint関数を使って、一時的な異常、永続的な異常を監視できます。

Azure Stream AnalyticsのAnomalyDetection_SpikeAndDip関数で検出できる、一時的な異常

Azure IoT Hub:Android Things

 Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。

 Azure IoT Hub Java SDKが、Android Thingsプラットフォームを公式にサポートしました

Azure IoT Edge:Ubuntu VM、runcの脆弱性

 Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ側で実行できるようにするサービスです。

 2月に、Azure IoT EdgeをVMで実行できるようになっていました

 今回、\Azure IoT Edgeランタイムをプリインストール済みのUbuntu VMイメージ](https://azuremarketplace.microsoft.com/ja-jp/marketplace/apps/microsoft_iot_edge.iot_edge_vm_ubuntu)が利用可能になりました。

 Azure IoT Edgeが、runcの脆弱性に対処しました。

Azure Sphere:19.02

 Azure Sphereは、インターネット接続デバイス向けの組み込みの通信、セキュリティ機能を備えた、セキュアなアプリケーションプラットフォームです。Azure Sphereの認定を受けたパートナー企業のMCU(マイクロコントローラー)、LinuxベースのIoT専用セキュアOS「Azure Sphere OS」、Azureのセキュリティサービス「Azure Sphere Security Service」の3つで構成されています。Azure Sphereは、現在プレビュー中です。

 2018年11月にリリースされていた18.11に続いて、Azure Sphere 19.02がリリースされました。リアルタイムクロックのサポートなどの新機能があります。

Azure Maps:Android SDKなど

 Azure Mapsは、地図、検索、ルート検索、交通量などのAPIを提供する地理空間サービスです。以下のアップデートがありました。

Azure MapsのAndroid SDK

 それでは、また来週。

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