米軍の落下&衝撃試験に準拠
TPUは熱可塑性ポリウレタンという樹脂で、耐摩耗性や耐薬品性、機械的強度に優れ、ゴムのような弾性があり防振効果も高いという、ケースにはうってつけの素材です。
熱可塑性は加熱すると柔らかくなり、さまざまな形に成形できるという意味で、逆にいうと熱にはちょっと弱いというのが欠点。とはいえ連続耐熱温度は80度なので、そこまで熱くならないスマホのケースとしては全然問題になりません。
ポリカーボネートはラジコンのボディーやCD、航空機の窓などさまざまな分野で使われる素材で、プラスチックの中では最高クラスの耐衝撃性があるのに、とても軽いのが特長です。
この2種類の素材が重ねられているのだから、それはもう衝撃に強いのもうなずけるというもの。米国国防総省の軍規格であるミルスペックにも準拠しているのだそうです。
MIL-STD-810Gは環境テストの規定で、温度や湿度、気圧、ホコリ、衝撃、振動などさまざまなストレスに晒して試験するもの。ハイブリッドタフケースはこのうちの落下と振動の規定に準拠した試験にパスしています。
落下試験は高さ約1.5mから26方向で合板に落とし、振動試験は3方向から各1時間ずつ20~2000Hzの振動を与えるというかなり過酷な試験です。特にダメージを受けやすい四隅にはエアバンパーという穴の空いたバンパーを装備し、角割れからしっかり守ってくれます。
米軍といえば、以前市販のスマホホルダーと米軍のGPSマウントを組み合わせて、ハンヴィーに似合いそうなホルダーを作ったんですけど、幅や奥行き、下のエアバンパーの出っ張りなどが全部ぴったりでした。

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