YRPセンターのバス停を改装し
5GやLPWAなどの実証実験を進める
そしてもうひとつ、3者による取り組みの一環として公開されたのが「スマートバス停」だ。これは京浜急行バスの「YRPセンター」のバス停を改装し、大型のディスプレーを設置したもの。バスの運行状況などを配信する仕組みを用意するほか、今後は5GやLPWAなどを活用した実証実験なども推し進めていくとのことだ。
ドコモ取締役執行役員の古川浩司氏は、「YRPでは5GやIoT、AIなどICTの最先端技術研究開発に携わっている。モバイルでは世界最高水準と自負している」と話し、今回の協定による取り組みに自信を示す。AI運行バスに続いて、今後もバイクシェアやカーシェアなど同社の技術を活用したサービスを展開し、「横須賀市の住民に寄与できればと思っている」と意欲を示している。
また、京浜急行電鉄取締役社長の原田一之氏は、「横須賀市は鉄道やレジャーサービスを多く展開している最重要拠点だが、近年は人口減少が著しく、危機感を抱いている」と現状を説明。そうした状況に対応するため、最先端技術を活用したモビリティにサービスを積極導入し、回遊性を向上させて市民や観光客が移動しやすい環境を作り、定住人口や交流人口の拡大を目指したいとしている。
締結式が実施されたYRPでは、1月24~26日まで「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ 2019」というイベントを実施。自動運転車の公道走行体験など、新しい移動体験を実現するビリティを実現するさまざまなモビリティが展示されていた。それらのいくつかを画像で紹介しておきたい。
公開当初より記事タイトルを変更しました。(2019年2月4日15:00)