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ドコモの最新技術展示「R&D Open House 2016」に自動運転シャトルが登場

2016年11月18日 09時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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 ドコモが横須賀市光が丘の開発拠点で毎年開催する「R&D Open House」は、5Gネットワークなどドコモおよび協力メーカーが推進する最新の研究開発成果を展示するもの。ドコモは“スマートイノベーションへの挑戦”を2020年ビジョンとして掲げている。

DeNAの無人運転バス車両「Robot Shuttle」

 技術展示で注目を集めたのは、会場敷地内で試乗できるDeNAの無人運転バス車両「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」。ドコモとDeNAは11月11日に自動運転車両の遠隔管制いおける5G活用に向けた共同実証実験に合意しており、車輌周辺の高精細映像を取得して5G無線技術を用いて伝送する実験を開始している。

 このほか5G関連で目立った展示は、ブース内の人物を撮影しながらリアルタイムに3Dモデルに変換してVR映像化、5Gで転送するクレッセントの「Free Viewpoint LIVE」や、頭部のカメラで撮影した人物映像を転送してリアルタイム解析するALSOKの高度化警備システムなど。また、ジャパンディスプレイの放送局向け8Kディスプレーや5G通信を用いた遠隔ロボット操作「5G FACTORY」なども来場者の注目を集めていた。

クレッセントの「Free Viewpoint LIVE」はリアルタイムに3Dモデルを生成しつつ映像データを5Gで転送。VR HMDでも視聴できる

ジャパンディスプレイの反射型カードディスプレー(左画像)や17.3型倍速8K解像度ディスプレーなども展示

ALSOKの高度化警備システムは、要注意人物の映像をリアルタイムで転送・解析する

東京スカイツリーでは東武グループと連携して5G共同実証実験を開始。右画像の5G FACTORYはドコモと新日鐵住金ソリューションズによるもの

 「R&D OPEN HOUSE 2016」は5G関連技術だけでなく、現在ドコモが開発中の最先端技術や研究開発成果も展示されている。

「ぶるなび4」は振動により左右や下方向への力覚を提示する

「通話メモアプリ」は通話中の相手の音声をテキストに変換してメモに保存できる

「sidekick(仮称)」は音声に合わせた光と動きで遠方の相手との通話をサポート

フレキシブルディスプレーは巻き取るとスマホ、展開するとタブレットといったデバイスの使い分けが可能になる

ミュージックロボット「ミューター」は、モーターの駆動音で音楽を奏でる。試作機のパーツは光造形3Dプリンター製

ファッション画像を認識して類似の服を検出する技術展示

音声を認識して逐次テキスト変換するインタビュー翻訳アプリは専用マイクを利用。上のボタンが日英翻訳で下のボタンが英日翻訳用


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