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時短ツールとしてルンバを導入

ロボット掃除機は一人暮らしの部屋でも有効なのか試してみた

2019年01月03日 10時00分更新

文● 佐藤 正人/ASCII

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障害物の周辺は“当たりながら”掃除する

 ルンバ本体の前方にはバンパーが付いており、障害物に当たった際の衝撃を和らげる効果があります。またバンパーの上にセンサーが搭載されていますが、これは障害物を避けるためというより目の前に障害物があることを把握するためのようで、周辺を掃除する際は減速して小さく当たりながら方向転換していきます。例えば椅子の脚の周辺を掃除するとき、脚を中心にして右または左回転しながら360度掃除するイメージです。

本体前方にあるバンパーが衝撃を緩和する

 仮に障害物に囲まれてしまい、一見身動きがとれないような状況になったとしても、ルンバは40以上の行動パターンから最適な動作を選択・実行、先ほどのように障害物に当たりながら細かく動くことで抜け出すスペースを見つけだして脱出します。

細い脚だとセンサーが反応しないかも…

手の届きにくいラックの下も通れる

掃除してほしくない場所を指定できる

 付属の「デュアルバーチャルウォール」を使用すると、ルンバに掃除してほしくないエリアを指定できます。使用例としては、エリアから出てほしくないドアがないタイプの部屋の出入り口に設置したり、ペットの餌が置いてある場所の中心に設置したりすることでルンバの侵入を防げます。バーチャルウォール、つまり見えない壁を作り出すわけです。

 自宅では、玄関と通路とのあいだに段差がない造りのため、境界線を設定する意味でバーチャルウォールを置いて使っています。ルンバ本体の前方にあるセンサーが、バーチャルウォールが発する見えない壁を検知するとその先には行かずに直前で引き返すようになります。

左奥にあるのがバーチャルウォール

ホームベースにセンサーがあり、掃除が終わるとここを目指して自動で戻ってくる

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