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8コア/16スレッドのRyzen 7 2700Xは第9世代i7より動画編集が高速!

2018年12月27日 11時00分更新

文● ASCII編集部

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Davinci Resolve 15作業中もCPU負荷は90%以上とフル活用

 次に国内外の映画制作現場の多くで使用されているというBlackmagic Designの映像編集ソフトウェア「DaVinci Resolve 15 Studio」の無償版である「DaVinci Resolve 15」を使ってみた。

Davinci Resolve 15

無料で使える映像編集ソフトウェアのBlackmagic Design「Davinci Resolve 15」

編集した映像は「デリバー」から書き出すことができる

 無償版ながら、トリミングやボリューム調節、映像切り替え時の効果、タイトル、テロップ入力といった編集とエフェクト、さらに色調調節なども可能になっている。

再生時間8分の4K動画を20MbpsのMP4動画に再エンコードした際のCPU負荷率

「AIDA64」による作業中の動作クロックとCPU負荷率

 「Adobe Media Encoder CC」と同じく、「Davinci Resolve 15」も8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」をフルに活用しており、作業中はつねに90%以上のCPU負荷と3.9GHz台の動作クロックになっている。

TMPGEnc Video Mastering Works 7

映像エンコーダーソフトウェアの定番ソフトウェアのひとつとなるPEGASYS「TMPGEnc Video Mastering Works 7」

 続いては、11月に発売された最新バージョンで、新たにH.265/HEVC 8K 10bit(4:2:2)での出力や、HDRのプレビューや編集、出力などに対応した「TMPGEnc Video Mastering Works 7」でテストを行なった。エンコードには再生時間8分の4K動画を使用し、20MbpsのMP4動画に再エンコードしている。

エンコード中のタスクマネージャー

作業中の「AIDA64」。動作クロックとCPU負荷率

 ここまでのソフトウェアと同様に、CPU負荷率は100%に達するが、エンコード中のCPU負荷は80%台を占める割合が、ほかより多くなっている。なお、作業中の動作クロックは全コア負荷時の最大クロックとなる3.9GHz~4GHzだった。

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