ポイントリーダーは沈み
ミクAMGは3番手だった予選
SUPER GT 2018シーズンの第8戦 ツインリンクもてぎは、1年を締めくくる最後の戦い。性能調整はそのままだが、全車ウェイトハンデは降ろされ、ライバルたちと真っ向対決となる。0号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)はシリーズトップから15ポイントのビハインドで4位。この大差を覆すにはポールポジションを取って2位以上、トップの55号車(ARTA BMW M6 GT3)が6位以下、もしくは0号車が優勝して55号車が7位以下という、非常に厳しい条件をクリアしなければならない。
11月10日の予選日はこの時期のもてぎにしては、かなり気温が高くなると予想され、朝の練習走行の時点では気温17度、路面温度19度。このとき、谷口選手が「1'47.985」を記録して2位で終了と、予選を期待させる結果だった。
予選1回目の頃には太陽が陰ってきていたが、気温22度、路面温度26度と、どんどん暑くなっていた。まずは谷口選手が1回目を担当。4周目からアタックを開始し、5周目に「1'46.917」を出してすぐにピットに戻った。最終的に3番手で危なげなく通過。このとき1位は11号車(GAINER TANAX GT-R)の「1'46.553」、2位は55号車の「1'46.775」とチャンピオンの権利を有するチームが上位を占めた。
予選2回目は、昨年のもてぎで「1'46.076」を記録しポールポジションを獲得、コースレコードホルダーとなった片岡選手が担当。コースに出るとすぐにタイヤを温め、4周目にアタック。「1'46.181」とコースレコードに近いタイムを叩き出す。だが、88号車(マネパ ランボルギーニ GT3)が「1'45.911」と唯一の45秒台でポールポジションを獲得。2位は「1'46.008」で昨年のコースレコードを上回った65号車(LEON CVSTOS AMG)が滑り込み、0号車は3位で予選を終えた。
ポイントリーダーの55号車が10位に沈んだものの、ランキング2位の65号車がフロントロウにつけるなど、決勝レースも一筋縄ではいかなそうだ。
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