Ryzen 7なら予算そのままにビデオカードをパワーアップできる
そんな「Core i9-9900K」を使った構成では、予算を25万円程度までアップさせる方法もあるが、CPUを同じ8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」にして、SocketAM4プラットフォームの構成に変えた方が2万円ほど安い。また、Ryzen 7 2700Xは、Core i9-9900Kと異なりCPUクーラーを標準で付属しているため、その分のコストカットも行なえるため、コストパフォーマンスが高い。
AM4プラットフォームなら、2万円程度あるCPUの差額分に加え、高コスパなモデルが多い「AMD B450」チップセットのマザーボードや「Ryzen 7 2700X」付属のCPUクーラーを使うことで、5万円前後の予算をビデオカードに回すことができ、同じ20万円前後の予算で次世代のゲーム描画となるリアルタイムレイトレーシング技術をサポートするNVIDIA「GeForce RTX 2070」を搭載したゲーミングPCを組むことが可能になる。
以下のPC構成では、メーカーによって価格が異なるので、CPUとマザーボード以外の価格は、各パーツの一般的な参考価格とした。
AMD Ryzen 7 2700X構成 | ||
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CPU | AMD「Ryzen 7 2700X」 (8コア/16スレッド、3.7GHz~4.3GHz、TDP105W) |
4万3000円前後 |
CPUクーラー | AMD「Wraith Prism」(CPU付属) | 0円 |
マザーボード | MSI「B450 TOMAHAWK」 (Socket AM4、B450、ATX) |
1万4000円前後 |
ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 2070 | 7万円前後 |
メモリー | DDR4-2666 8GB×2枚セット | 1万8000円前後 |
SSD | NVMe M.2 SSD 500GBクラス | 2万円前後 |
PCケース | ミドルタワーケース | 2万円前後 |
電源ユニット | 80PLUS GOLD 750Wクラス | 1万円前後 |
総額 | 19万5000円前後 |
インテル Core i9-9900K構成 | ||
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CPU | インテル「Core i9-9900K」 (8コア/16スレッド、3.6GHz~5.0GHz、TDP95W) |
6万6000円前後 |
CPUクーラー | Corsair「H100i PRO RGB(CW-9060033-WW)」 (簡易水冷クーラー) |
1万7000円前後 |
マザーボード | MSI「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」 (LGA1151、Z390、ATX) |
2万4000円前後 |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB | 3万円前後 |
メモリー | DDR4-2666 8GB×2枚セット | 1万8000円前後 |
SSD | NVMe M.2 SSD 500GBクラス | 2万円前後 |
PCケース | ミドルタワーケース | 2万円前後 |
電源ユニット | 80PLUS GOLD 750Wクラス | 1万円前後 |
総額 | 20万5000円前後 |
SocketAM4プラットフォームは、マザーボードのコスパも優秀。第2世代Ryzenは各モデルともにCPUクーラーが付属しているのもポイントだ。