Xperia XZから2年
デザインもスペックも大きく進化したXperia XZ3
筆者は、これまでドコモ版の「Xperia XZ SO-01J」(以下 Xperia XZ)を使っていました。購入から約2年が経過して、パフォーマンスなどに不満を感じていたところに登場した新モデル「Xperia XZ3 SO-01L」(以下Xperia XZ3)。Xperiaシリーズ初となる有機ELパネルの採用や、デザイン面の進化を実現。ちょうど2年契約も終わるタイミングだったこともあって、ためらうことなくXperia XZからXperia XZ3へと機種変更することにしたのでした。
デザインは十分満足も
重量とサイズは少々残念
今回は、ドコモオンラインショップで機種変更の手続きを行ない、手元に届いたのは発売日の11月9日から3日遅れの11月12日でした。選択したカラーはフォレストグリーンです。Xperia XZは無難なシルバーでしたが、今回は用意されている4色の中で特に気に入っての選択です。
製品パッケージは、従来のドコモ版Xperiaシリーズ同様の、かなり素っ気ない雰囲気です。また、内容物もXZ3本体と、USB Type-Cコネクタに接続して利用する3.5mmイヤホン変換・テレビアンテナケーブル、小冊子2枚と、まさに最小限となっています。XZ3の主なスペックは、表にまとめたとおりです。
パッケージからXperia XZ3を取り出して手にした第一印象は、「かなり重い」でした。Xperia XZ3の重量は公称で約193g、実測ではSIMカード未装着で194.3gと、Xperia XZの公称約161gから30g以上重くなっていますので、ある意味当然の印象とも言えますが、さすがに200g近い重量はかなり重く感じてしまいます。
今後、保護ガラスやケースも利用する予定ですので、トータルの重量は210gを余裕で超えそうです。最近のスマホは大型化と重量増が続いているといっても、Xperia XZ3のこの重さは少々残念です。
ただ、本体デザインに関しては、Xperia XZからかなり洗練されました。確かに、ディスプレー面、背面ともにフラットなXperia XZの方が「Xperiaらしい」とも言えますが、高硬度アルミニウム合金の採用によって、最薄部3mmと薄さを極めたサイドフレームや、側面に曲面処理を施したガラスとの組み合わせのボディは非常に美しく、十分に満足できます。
Xperia XZ3のデザインは、内包する光をイメージした「Inclusion of light」というコンセプトとのこと。ただ、Xperia XZ3のデザインはどこかで見たことがあると感じるのも事実です。
色の層や高輝度層を重ねることで印象深い輝きを実現したという背面カラーは、そのとおり深みのある印象で、かなり美しい印象を受けます。カバーを装着するとこの色合いが見えなくなってしまうのが悲しいので、透明なカバーを装着して、この色合いをなるべく活かしたいところです。