キヤノン初のフルサイズミラーレス「EOS R」
高速で走るレースカーを撮影できるかテストした
10月25日に発売されたキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R」。EOS 5D MarkⅣとほぼ同等のセンサーを搭載していながら軽量コンパクト。さらに一眼では実現しえなかった広いAFエリアは、発表以来プロアマ問わず写真家たちの注目を集めています。
週末はサーキットで取材・撮影をする筆者もその1人。さっそくEOS Rを26日夜にヨドバシカメラ新宿西口本店のカメラ売り場で購入し、翌日に三重県・鈴鹿サーキットで開催された「2018全日本スーパーフォーミュラ選手権・最終戦」、そして11月3~4日にお台場で行なわれた「2018 TOKYO DRIFT」で実戦投入しました。
カメラの世界では、報道はニコン、ゴルフはソニーといったように、未だメーカーごとに得意なジャンルがあります。モータースポーツ撮影の世界においてキヤノンのシェアは圧倒的。プレスルームやコースサイドで400mmや500mmの白い大砲を見かけないことはありません。
モータースポーツカメラマンから厚い信頼を寄せられるキヤノンですから、初物のフルサイズミラーレスでも当然クルマは撮れること期待しないわけがありません。鈴鹿サーキットのプレスルームでも、何名ものプロカメラマンがEOS Rを持ち込んでいました。