ソフトバンクが基地局を使った新ビジネスをスタート
ソフトバンクが11月9日、同社の携帯電話基地局にネットワークカメラを設置して、映像を配信する新サービス「スマート情報カメラ」を発表した。2019年春開始予定。官公庁や報道機関、運輸事業者などにリアルタイムの映像を提供することで防災対応・防災報道などに役立てたいとしている。
山間部・火山、空港・港、ランドマーク・市街地などが見える場所にカメラを設置して映像を撮影・配信する。カメラはソニービジネスソリューション製。映像は48時間までウェブ上にアーカイヴされ、5分単位でダウンロードできる。
サービスは利用者だけが映像を使える「専有パターン」(月額15万円予定)、複数の利用者で映像を共有できる「共有パターン」(同5万円予定)の2種類。専有パターンは映像の解像度が1920×1080ドットで、ブラウザー上からカメラをパン・チルト・ズームできる。共有パターンは個人が特定できないように映像の解像度は1280×720ドットと低く、固定画角の映像しか使えない。
機材・場所・回線・保守をすべてサービスに含んでいるのが特徴。また基地局はすでに保守体制が整っていて電源を使える利点もあったという。同社では地域との連携を深め、住民への情報提供などに役立ててもらいたいと話す。