関係者インタビュー
安藝貴範 代表
ポイントを取れなかったのが残念です。ちょっと攻撃的にタイヤをチョイスしちゃったのかもしれません。ポイントを多く取って最終戦を迎えたいという気持ちが強すぎたんでしょうね。最初にピットインもダメになる前に入ろうという作戦だったのですが、想像以上にすぐにダメになってしまい、3周で入れることになりました。他のチームもタイヤが苦しそうだったので、硬めのタイヤを持って来たチームが最終的に速かったですね。最終戦もてぎはポールトゥウィンがマストに近い状況ですが、こちらにはもてぎが得意な「もて岡」がいるので期待しましょう。かなり混戦になるので、見ている人は面白いでしょうね。
片山右京 監督
最初のピットインはいろんな人から「なんで入ったの?」と言われました。予選で1回しか使ってないタイヤなのに3周でピットに入ったらトラブルかと思いますよね。でもそのくらいタイヤを外してしまったんです。僕のレース人生の中でも最小周回数じゃないかな。少しでも前に行けるように2ストップで行こうとなって、良い感じでセーフティーカーも入ったんですけど、2回目のピットで出たところが悪く、万事休すでした。出た場所によっては、もしかしたらポイント圏内だったかもしれないけど、さすがにこのレース距離で2回ピットに入っちゃうと勝負権はなくなってしまいますね。チャンピオンシップは終わったわけではないので、小さな可能性かもしれないけど、最後は全力で頑張るしかないです。
谷口信輝 選手
たくさん作戦を考えたんですが、どれを選んでも結果は変わらなかったかなと。練習走行を走った時点で底が見えてしまって、予選は頑張って5位につけましたが、決勝は相当難しいとわかっていました。それでもいろいろと手を尽くしてみたものの、やはりダメなものはダメでした。ただ、チャンピオンを獲るにはかなり苦しい状況になってしまったけど、幸い可能性はゼロではないので。まだチャンピオンの権利を持ってますから。今回の結果は今回のこととして、気持ちを切り替えてもてぎで1位を獲れるように頑張りたいと思います。
片岡龍也 選手
今回はタイヤ選択を完全にしくじってしまいました。気温と路温が、想定よりもかなり上がってしまって、この時点で負けは確定してしまいました。セーフティーカーあけのピットインのタイミングをずらせば、もう2つか3つ順位が上がったと思いますが、どちらにせよポイント圏外でしたね。持ってるカードに選択肢も少ないし幅もないから、厳しかったですね。特に55号車が大きなポイントを取ってしまったので、チャンピオンの権利が残っているとはいえ、赤に限りなく近い黄色信号になってしまいました。ただ、最終戦は得意なもてぎなので、一花咲かせます!
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