新機能の「Dynamic Local Mode」ソフトウェアがポイント
AMD、第2世代Ryzen Threadripperから「2970WX」と「2920X」が発売
2018年10月30日 19時40分更新
AMDは10月30日、「第2世代AMD Ryzen Threadripper」プロセッサー・ファミリーから、24コア/48スレッドの「2970WX」と、12コア/24スレッドの「2920X」の販売開始を発表した。2970WXの価格は17万2584円で、2920Xは8万6184円。
Ryzen Threadripper WXシリーズはマルチコア性能により、厳しい負荷に対応可能な演算能力を発揮。Ryzen Threadripper Xシリーズはベースとブースト時のクロックを高速化し、快適なゲーム体験を楽しめるという。
今回発売した2970WXと2920Xは、Core i9-7960XとCore i7-7820Xと比較して、それぞれ最大39~55%のマルチスレッド性能を達成したとする。レイトレーシングは最大32%向上し、クリエイター向け暗号化を60%高速化も達成しているとのこと。さらに2920Xは4Kゲーミングと、4K30fpsで40000Kbpsの動画エンコーディングを同時に実現したという。
新たな新機能として、「Dynamic Local Mode(DLM)」ソフトウェアも発表した。Ryzen Threadripper WXプロセッサー向けに設計された機能で、最も負荷の大きいスレッドにコアとローカルメモリーを優先的に割り当てることでアプリケーションのパフォーマンスを最適化するとしている。