人生のすべての局面で頂上を極めようとする人へ
長い伝統をもつ筆記具やレザー製品のブランドとして著名なMontblanc(以下モンブラン)は、2017年に発表した初スマートウォッチ「SUMMIT」の後継モデル、「SUMMIT 2(サミット 2)」を10月15日から発売開始した。モデル名のSUMMITとは、「人生のすべての局面で頂上(Summit)を極めようとするすべての人々の高い志」にちなんで名付けられたという。
SUMMIT 2は、OSにWear OS by Gooleを採用したタッチスクリーンスマートウォッチで、クアルコムのSnapdragon Wear 3100を搭載した製品として、世界で初めて発売されるモデルとなる。
Snapdragon Wear 3100は、Snapdragon Wear 2100に比べて低消費電力をうたうが、SUMMIT 2はスマートウォッチ機能を非アクティブにして利用することで、バッテリー持続時間をさらに3~5日間延長することが、可能だという。
ユニークな旅行機能「Timeshifter」を搭載
SUMMIT 2は、ジェットラグを最小限に抑えるためにパーソナライズされたアドバイスを提供する新機能「Timeshifter」を搭載。
宇宙飛行士やスポーツ選手が使用しているという、最新の睡眠研究および概日神経科学(体内時計)に基づき、旅行者の睡眠パターン、位置、フライトプランなどの情報を利用することで、旅行者が移動先の新しいタイムゾーンに合わせて素早く調整できるように、アプリとウォッチフェイスでアドバイスをする。
VO2maxに基づき理想的な運動時間と回復時間を算出
心拍センサーとGPSを搭載、モンブラン独自のランニングコーチ専用アプリ「MontblancRunning Coach app」が、VO2maxに基づいたランナーのフィットネスレベルを追跡し、理想的な運動時間と回復時間に算出する。また、パーソナライズされたトレーニングプランに基づいた、フィットネス目標を設定することが可能。耐水性能は5気圧で、水泳にも利用できるという。
そのほか、主な特徴としては「Google Pay」による電子決済(対応国は未発表)、アンビエントモードを使用することでウォッチフェイスをカラーの状態で常時オンにしても1日使用できるバッテリー、マイクを内蔵し音声入力によるGoogle アシスタント。
ヴィンテージ感と革新的機能を搭載した高級スマートウォッチ
初代SUMMITはケース径46mmであったが、SUMMIT 2は伝統的な機械式腕時計の着用感はそのままに42mmとダウンサイジングされ、ユニセックスのモデルとなる。
タッチスクリーンスマートウォッチは、自由に変更可能なウォッチフェイスに注目が集まるが、時計ブランドのスマートウォッチと言えば、代々受け継がれてきた審美眼でデザインされたウォッチフェイスを利用できることが強みでもある。
モンブランの機械式ウォッチの名作「モンブラン 1858 コレクション」のデザインコードにインスパイアされたウォッチフェイスや、レディースウォッチ「モンブラン ボエム」のフェミニンなフェイスも搭載している。
3モデルのラインアップとなり、ステンレススチールケース×ブルーナイロンストラップのモデルが12万5172円、ブラックスティールDLCケース×ブラックレザーストラップのモデルが12万5172円、グレード5のチタニウムケース×ブラックラバーストラップのモデルが13万932円。
またカーフスキン、スティールミラネーゼブレスレットなど、別売りのストラップのバリエーションは11種類ほど、用意されるという。