仕事で日々プログラムを書いているプログラマーの中には、従来のアスペクト比である4:3や16:9のディスプレーの使い勝手に不満を抱いている人もいる。普通のノートPCや一般的なディスプレーがその比率なので諦めているようだが、実はアスペクト比が21:9という16:9のディスプレーよりも、かなり横に広いディスプレーも存在する。
今回は、東京都 品川区でエンジニアをしている前田さんにウルトラワイドモニター「29UM59-P」を体験していただいた。
普段の前田さんはノートPCを使ってプログラムを書いており、必要に応じて会社のディスプレーを利用してデュアルディスプレーを利用しているそう。
「従来のディスプレー比率だと、ウィンドウを分割するにしても2つしか表示できず、3つ目のウィンドウをどうするのか迷ってしまいます」と前田さん。早速29UM59-Pを使ってもらった。
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【Amazon.co.jp限定】LG モニター ディスプレイ 29UM59-P 29インチ/21:9 ウルトラワイド(2560×1080)/IPS 非光沢/HDMI×2 |
LGエレクトロニクスの29UM59-Pは、21:9とウルトラワイドの29インチ液晶パネル(2560×1080ドット)を採用しているPC向けのディスプレーだ。5:4のSXGA(1280×1024ドット)ディスプレーを2台並べたくらいの表示領域を備えているのが特徴。sRGBカバー率99%に対応し、高い色再現性も持っている。Amazon.co.jpでの販売価格は2万9800円(記事執筆時)とお手頃なのも大きな魅力だ。
ブラウザ&エディタ&ログを並べて表示すれば作業効率が上がる
前田さんはウェブサービスを開発する際、プログラムを書いて保存すると、すぐ画面に反映するホットリロードを利用している。ノートPCで作業している時は、ウィンドウを切り替えて確認するが、ウルトラワイドディスプレーだと並べて表示できるのが便利とのこと。
「以前から3画面並べたかったので便利です。ソースコードをいじったら、ログを見て、画面を確認するのですが、1画面に並んで表示されていると見やすいですね」(前田さん)
実際に使ってもらったところ、左側にブラウザを表示して仕上がりをチェック、中央には大きめにエディターを表示。右側に細くログを出していた。
他には、前田さんはBIツールのダッシュボードで経営指標をチェックすることがあるそう。その際も、ウルトラワイドディスプレーが活躍しそうだという。
「会員登録数の推移のようなKPIをグラフで見ることがあるんですが、横長の方が視認性が高まります。グラフって、縦軸は決まってますが、横軸は日付で増えるので、横に長くなるからです」(前田さん)
また、ファイルのコピーや移動も楽になったそう。従来の環境では、ファイルをコピー/移動する際はデスクトップに一度置いてから他のウィンドウに持っていったりしていたのだが、ウィンドウが並んで普通に表示されていれば、ドラッグ&ドロップで済んでしまうからだ。
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