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IFA 2018レポート 第24回

ハイスペックなAndroid One2機種を発表したLG

2018年09月06日 14時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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 ドイツ・ベルリンにて開催されたコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2018」にて、LGエレクトロニクスはスマートフォンの最新モデルとして「LG G7 One」と「LG G7 Fit」を発表した。どちらもすでに発表済みの「LG G7 ThinQ」から派生したモデルで、LG G7 OneはAndroid One採用モデルとなっている。どちらのモデルも日本への導入は未定。

1ホールを丸ごと使った巨大なLGブース

すでに発表済みの「LG G7 ThinQ」

ハイスペックなAndroid One
「LG G7 One」

 「LG G7 One」は6.1型(1440×3120ドット)のディスプレーを搭載し、プロセッサーはSnapdragon 835を採用している。Android Oneはミッドレンジからローエンドのプロセッサーを搭載するのが一般的だが、LG G7 Oneは一世代前ではあるもののハイエンドのプロセッサーを搭載し、パワフルさを魅力としている。そのほかメモリーは4GB、内蔵ストレージは32GBと、こちらはミッドレンジのスペックだ。

Android One仕様の「LG G7 One」

本体背面は非光沢仕上げ

カメラはシングルで約1600万画素

背面にAndroid Oneのロゴがある

 ディスプレーは狭額縁のナローベゼルデザインで、上部には台形のノッチがある。指紋認証センサーは本体背面に配置されており、背面パネルの素材は樹脂で、このあたりの質感はコストを抑えたAndroid Oneらしい仕上がり。

ディスプレー上部には台形のノッチ

ディスプレー下部もスッキリとしたデザイン

 本体右側面に電源ボタン、左側面には音量ボタンとGoogleアシスタント呼び出し用のボタンが用意されている。USBはType-Cでイヤホンジャックと同じく底辺に配置されている。

 本体サイズは約71.9×153.2×7.9mm。発売は9月予定している。

左側面にGoogleアシスタント用のボタンを配置

2世代前のCPUだが現役のスペック
「LG G7 Fit」

 もう一方の「LG G7 Fit」も6.1型(1440×3120ドット)のディスプレーで、上部にはノッチのあるナローベゼルデザインと、見た目は「LG G7 One」と似ている。さらにメモリーは4GB、内蔵ストレージは32GBというスペックも同じだが、プロセッサーはSnapdragon 821と二世代前のモデルを採用。一般的にミッドレンジやコストパフォーマンスの高いモデルを作る場合、ミッドレンジのプロセッサーを使うが、LGは世代の古いプロセッサーを使うことによってコストダウンを図っているわけだ。

6.1型ディスプレーの「LG G7 Fit」

本体背面は光沢のあるデザイン

こちらもカメラはシングルで1600万画素

 本体サイズも約71.9×153.2×7.9mmで「LG G7 One」と同じ。ただし、こちらにはGoogleアシスタントを呼び出すボタンはない。また、背面パネルは光沢のある仕上げになっている。こちらも9月発売予定。

ノッチがあるデザインも共通

ディスプレーの角は丸みがある

ゲーミング向けディスプレーも登場

 PC用のディスプレーの新モデルとして「34GK950G」と「32UL950」の2機種を展示。「34GK950G」はゲーミング用ディスプレーで画面サイズは34型(3440×1440ドット)。リフレッシュレートは120Hzをサポートしており、NVIDIAのG-SYNCにも対応している。

ゲーミング向けの横長湾曲ディスプレー「34GK950G」

 「32UL950」は32型(3840×2160ドット)の4Kディスプレーで、Thunderbolt 3でのデイジーチェーン接続にも対応。ブースでは2枚のディスプレーをPCから数珠つなぎで接続するデモが行なわれていた。

Thunderbolt 3でのデイジーチェーン接続に対応した「32UL950」

 そのほか、LGブースでは総合家電メーカーらしく、洗濯機や冷蔵庫、テレビなど幅広いジャンルのアイテムを展示。LGはこれらのアイテムをつなぐスマートホーム「ThinQ」をプッシュしており、連携機能が体験できるブースとなっていた。

部屋をイメージしたブースの各所にLG製品を配置し、「ThinQ」で音声コントロールのデモを披露

LGはロボット分野にも力を入れており、人が装着する「CLOi SuitBot」などが展示されていた

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