昨今は企業の新商品発表会やファミリーの結婚披露宴だけではなく、パーソナルな集まりや、SNSの普及による趣味の仲間の集まりなどが頻繁に催されることが多い。
初対面の方の多いそんなイベントにあったら便利なのは胸に付けるネームプレートだ。
昨今、この手の企業の集まりですでに常識化しているのが、名刺を挿入する形式のネームプレートだ。
一方、参加者があらかじめ分かっている場合など、持ち受け側で事前に作るインクジェット出力のネームプレートは、あまりにも事務的で素っ気ない感じがしてしまう。
不特定多数の人が参加する可能性の高いパーティーなどでは、受付時に手書きのネームプレートを当事者に直接書いてもらうことも多い。瞬間芸のイラストなど、センスのある人はいいが、普通に名前やニックネームなどを書くだけでは名刺貼り付けより数倍貧相になってしまいそうだ。
意外とネームプレートっていうのは面倒なのだ。そんな中で特に悩むのは特別ゲストの目立たせ方だ。多人数の集まる大きな会場では、特別ゲストの背中にヘリウムガス風船をつけて頭上に浮かせるなんてのもあるが、見方によれば少しおバカに見えるというマイナス面もある。
別にゲストに限らず、主催者側などの運営者を多くのゲストと区別するためにも明らかに異なる目立つネームプレートやバッジがあれば面白い。
そんなSNS時代のセミナーやパーティー、飲み会で便利そうなICTガジェットを筆者の回遊コースである秋葉原バックストリートで見つけて衝動買いしてしまった。
名前や自己紹介文を電子掲示板的に表示できる
「LED name badge」
英文の商品名は「LED name badge」(以降、LEDバッジ)。商品をごく簡単に言ってしまうなら新幹線車両の連結扉上にあり、ときおりニュースや次の停車駅などを表示しているドットマトリックス形式の通称“電光掲示板”だ。
筆者の購入したものは緑色に光るLEDモデルだったが、ほかに黄、赤、青色などのモデルが併売されていた。
購入したショップでは、秋葉原近辺では「自店が一番安い!」という自信の説明をされていたようだった。 ちなみに、価格は1980円だった。
同梱物はこれだけ。8cmのCD-ROMが懐かしくも悩ましい。アプリは特にプロテクトなどはされていないので、USBメモリーにコピーして使える
LEDバッジのパッケージに同梱されていたものは、LEDバッジ本体と、ACアダプター、充電&表示データ転送用のmicroUSBケーブル、パソコン用転送アプリである「BMP Badge」(Windows版)の入った8cmCD-ROM、そして英文の取説だ。
アプリがCD-ROMで提供される点とホストシステムとしてサポートされているのがスマホではなくパソコンのみというのが多少今的ではないかもしれない。
LEDバッジのサイズは、幅10×奥行き0.5×高さ3㎝ほど。黒いプレート形状で、背面上部には衣服に固定するためのピンが付いている。
また、薄手の生地やピンと相性の悪い高級繊維などでは背面中央にある強力マグネットで衣服の裏側からLEDバッジを固定することもできる。
LEDバッジ本体の側面には、電源オン/オフスイッチと、ユーザーが作成し、LEDバッジ内に転送された複数のメッセージの切り替えスイッチが並んで配置されている。

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