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様々な角度から日本人の働き方を改革するための見本市「働き方改革EXPO」が開催

2018年07月16日 09時00分更新

文● 清水 学 編集●ASCII

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ユニークな働き方改革提案や、社員の健康管理ソリューションも展示

 働き方改革は業務効率化や社内環境作りだけでなく、福利厚生やコミュニケーション活性化など、幅広いジャンルに渡る。最後に、会場で見かけたユニークなサービスやソリューションを紹介しよう。

ティファナ・ドットコムブースの人工知能接客システム「AIさくらさん」。社内外の問い合わせに対して音声やテキストで接客するAIさくらさんは、ロボット、AR、VRとも連携し、接客・受付対応、ヘルプデスク対応を行ない、人手不足の解消などにつなげられる。

富士ソフトブースでは、Microsoft HoloLensの導入支援サービスを展示。MRを使って、現実で見られない現象や情報を可視化する。例えば室内環境の温度や気流の分布を現実空間に可視化させることで、空調イメージを共有することができる。

NECプラットフォームズのブースでは、社内でのキャッシュレスを推進するICカードシステムを提案。社内の自販機などで使え、決済を給料から天引きにしたり、その際価格を安くしたりといった福利厚生に使える。

オルトプラスブースでは、社内のコミュニケーション活性化や貢献度などを可視化してモチベーションをアップさせるJoyをアピール。定時退社や机周りの整理、CSR活動といったグッドアクションに対して付与し、社内購買などに使える社内通貨として活用できることで、業績以外の貢献に報いるシステムを作れる。

ペイミーブースでは、給与の即日払いサービスPaymeを展示。月給を日割りにし、給料日以外にも引き出すことができる。Peymeの利用料は、社員がシステムを使った場合の手数料で、企業側には負担がない。利用は365日24時間可能で、最短即日口座振り込みがなされる。

Fitbit Japanでは、健康管理に役立つウェアラブル活動量計fitbitを展示。消費カロリーや運動量などのライフログを測定することで、健康管理を行なう。社員が健康に働くことができるよう、こうしたデバイスによってその身体の状況を管理することも立派な働き方改革だ。

 昨年は遠隔地を結ぶWeb会議やテレワークを推進するためのソリューションの展示が多かったが、今年はAIやRPAを組み込み、業務の効率化を図るソリューションなどの展示が多く目についた。最新技術はこれからもどんどん登場するだろうが、働き方改革においてもそれらを活用したソリューションなどが開発され、よりよい働く環境作りが提案されていくことは間違いない。ITを活用した働き方改革の進化に期待したい。

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