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三菱、渾身の新車「エクリプスクロス」がiPhoneユーザーに超オススメなわけ

2018年03月31日 15時00分更新

文● 山本晋也  ●車両協力/三菱自動車

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最上級グレードにオプション設定される
CarPlay専用タッチパッド

 ある意味オーソドックスなスポーティー感を表現するエクステリアに仕上がっている一方で、エクリプスクロスが最新世代のクルマであることを感じるのは、コクピットの各所に配置された最先端のユーザーインターフェース。さまざまなスイッチが置かれたステアリングホイールや、レーダークルーズコントロールの作動状況などを表示するカラーのヘッドアップディスプレーは、これまた三菱の伝統的キャラクターであるハイテク感を高めている。

水平基調で広がりを感じるインパネは、センターコンソール部分に存在感を与えることやステアリングスイッチを多めに配置することで高機能なイメージも演出する。それでいて機能ごとに集約されているので扱いやすい

 なにより注目したいのは、シフトレバーのわきに置かれた「タッチパッドコントローラー」だ。これは最上級グレードのGプラスパッケージに標準装備されているもので、SDA(スマートフォン連携ディスプレイオーディオ)をコントロールする特徴的なデバイス。運転しながら画面を見ずにタッチしやすい場所に置かれているのはもちろん、2本指で操作すればオーディオのボリュームを操作できる。SDAはApple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応しているもので、スマートフォンに入っているお気に入りのサウンドを楽しむことや、最新の地図データにアップデートされているマップ機能を利用した道案内なども可能だ。

 そして、このタッチパッドコントローラーは実はApple CarPlayにも対応している(残念ながらAndroid Autoは非対応だが、タッチパッド下の物理キーは利用可能)。つまり、iPhoneユーザーならば、エクリプスクロスの最上級グレードG プラスパッケージを選ばない手はないのだ。

SDA(スマートフォン連携ディスプレイオーディオ)はナビ機能を持たないので、スマートフォンをつなぐのが前提だ。USBケーブルを介してiPhoneをつないで認証させればスマートにCarPlayが立ち上がる。Siriを使った音声コントロールは便利

SDAはタッチパネルになっているが、運転しながら操作するにはタッチパッドを利用するほうが姿勢変化が少なく安全だ。パッド自体を押し込むことでエンター入力ができるようなっている

 さらにステアリングホイールに置かれた発声ボタンを長押しすれば、Siriが立ち上がるので、使い慣れた音声コントロールも可能というのはうれしい。もちろん、音声コントロールはAndroidでも可能だ。運転しながらメッセージを送ったり、思いついたアイデアをメモに取ったり、さらに周辺のレジャースポットの検索ができる。もはや従来のナビゲーションシステムよりもスマートフォン連携で最新データと検索機能を利用してドライブを楽しむ時代となっていることを、このコクピットはしみじみと感じさせる。

ヘッドアップディスプレーには速度のほか、ACC(追従クルーズコントロール)の設定などを表示。自動ブレーキなどの先進安全装備に関する情報も表示される

ステアリング上の音声入力起動ボタンは左手の親指で押しやすい一等地に置かれている。オーディオのボリュームはステアリングスイッチでも調整可能だ

 すでにアナウンスされているように、エクリプスクロスには将来的にPHEVが追加される予定。1.5リッターのターボエンジンも今どきだが、このスポーティーなルックスのクーペSUVが電気で走るというのは、さらに未来を感じるモデルになることだろう。

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