プレゼンやMTGで定番の高性能マシンがユーザビリティーも獲得
会議でも遊びでも高評価なAndroidモバイルプロジェクターQUMI Q38レビュー
2018年03月23日 11時00分更新
実験! スマートスピーカーとQUMI Q38を組み合わせてみた
QUMI Q38を試用して動画などを観ているうちに、『もっと快適に、より怠惰に操作できないものか……』という考えが頭をもたげた。そして筆者宅にあるデバイスで、ちょっとした遠隔ムービー再生環境を整えてみようと思い立ったのでさっそく実験。
QUMI Q38以外に用意したのは、Fire TV StickとAmazon echoだ。Amazonをそこそこ頻繁に利用する筆者はご多分に漏れずAmazon Primeに入会しているのだが、その会員特典の1つであるプライムビデオもよく利用している。またスマートスピーカーを試してみようと思ったとき、ちょうど招待制販売に当選(?)したのでAmazon echoを素直に購入した。
普段、Fire TV StickはリビングのTVに接続され、またAmazon echoもリビングの棚に置かれそれぞれ利用しているが、QUMI Q38を試用しているうちに、これらを組み合わせて使う手段を思いついたのだ。
まず、QUMI Q38はここでは投映役に徹してもらう。入力ソースをHDMIにして、HDMIポートにはFire TV Stickをセット。当然ながらFire TV Stickの映像が投映されることになる。このとき、当然ながらQUMI Q38はバッテリー駆動させても構わないが、Fire TV Stickは駆動に電源が必要なので、付属のACアダプターで電力を供給しても構わないだろう。
次に、Fire TV StickとAmazon echoをBluetoothでペアリング接続する。と、Fire TV Stickの音声がAmazon echoから再生されることになる。前述しているが、QUMI Q38にも内蔵スピーカーが搭載されているものの、映像作品を見る場合には若干力不足なのは否めない。そこで、Fire TV Stickで再生している動画の音声を、ワイヤレスでAmazon echoで再生するのだ。評価は人それぞれだろうが、Amazon echoのスピーカー音質はそれなりに良質。
さらに、両者をBluetoothでペアリングすることでもう1つメリットが生じる。それはAmazon echoの音声アシスタント・Alexa(アレクサ)を経由して、Fire TV Stickを音声で操作できるのだ! ……といっても、現時点で日本語版のAlexaではそれほど多くの音声操作がサポートされているわけでもなく、停止や音量上下などに限られている。だから今のところは飛び道具扱いだ。
ともかく、これで遠隔操作によるQUMI Q38のムービー鑑賞環境が整った。Amazonプライムビデオでタイトルを選択して再生を開始するまではFire TV Stickのリモコンを使わざるを得ないが、再生さえ始まってしまえば、こっちのものだ。
なお最新の英語版Alexaでは、プライムビデオ内の動画タイトルを検索できたり、Fire TVにインストールされているほかのサードパーティアプリ(Netflixなど)の起動や操作も可能らしい。日本語版での機能拡充をぜひ期待したいところだ。
“欲しくなる”新定番モバイルプロジェクター
このような感じで、QUMI Q38は「スマートモバイルプロジェクター」とでも言える活用ができそうな雰囲気だ。
モバイルプロジェクターとして最大限のスペックとユーザービリティーでマジメなビジネス用途で活躍する一方、ガジェット好きに刺さる遊び心をも備えた1台に仕上がっている。
また、プロジェクターでありながらその実、Androidマシンであるというところにも心が動かされると同時に、今後のQUMIシリーズの発展が期待できる。個人的にはeSIMなんかを内蔵した真の単体投映プロジェクターが爆誕したりするとうれしい。
プレゼンやミーティング時の相棒として、個人や部署単位で購入するのもいいだろうし、ちょっと変わったAndroidマシンとして動画を楽しみながらいじり回すのもいいだろう。QUMI Q38は、仕事と遊びどちらでも「欲しくなる」モバイルプロジェクターであることに間違いない!!
(提供:アドトロンテクノロジー)
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