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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第410回

「意外にうまい」と評判!

レモンサワーの素ってなに?

2018年03月12日 19時00分更新

文● ナベコ

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 ごきげんよう、今日ものんべろべろりん、アスキーのグビ担ナベコです(グビグビ担当の略。モグモグ担当も兼務)。

 最近、スーパーのお酒売り場に「レモンサワーの素」というリキュールを見かけるようになりました。正式名称は「こだわり酒場のレモンサワーの素」。ソーダと1対3の割合で割ると飲食店のようなレモンサワーをつくれるとのこと。アルコール度数は25%。価格は、500ml瓶で700円前後。サントリースピリッツが2月27日から販売しています。

■名前からして気になる「レモンサワーの素」

ソーダと合わせることでレモンサワーをつくれるリキュール製品「レモンサワーの素」

 レモンサワーの素とは、名前からして気になりませんか? だって、「素」と言うとだしの素みたいですし、話題性を狙いに来ているのがわかります。ですが私は、ネーミングがおもしろくても味は二の次になっていたりとか、と、意地悪な見方をしていました。

 実際にソーダで割って飲んでみたところ……。う~ん、すっきりしていて、とてもおいしいです! 甘さ控えめで、本物のレモンらしい風味も感じられて、確かにお店で飲むレモンサワーのように爽やかでした。

■甘さ控えめでおいしい(意外に?)

3月に開催したサントリーのメディア向け展示会でレモンサワーの素を飲んでみました。はじめは半信半疑でしたが、本当にお店のレモンサワーのような味でした。

 SNSでも「想像したよりおいしい」というニュアンスのコメントが多く見られました。みなさん、どんな想像をしたのだと気になりますが(人のことを言えない)、というわけで、まだ飲んだことがない人もだまされたと思って試してもらいたいです。

 ただ「おいしい」と言っても読者の方が想像しずらいと思うので、近い製品があればとサントリースピリッツの担当者に似ている缶チューハイを聞いてみました。ところが!

■缶のレモンサワーとはそもそも違う

 「サントリーの缶のレモンサワーは多くありますが、そのどれともあまり似ていないと思います。缶の製品は一本で満足いただけるように甘味など味がしっかりしていますが、レモンサワーの素は飲食店でのレモンサワーを表現しているため、よりすっきりして本格的な味わいです(サントリースピリッツ担当者)」

 とのことでした。なるほど~、缶のレモンサワーとは開発方針が根本的に違うようです。

放送中のCMでは梅沢富美男さんがレモンサワーの妖精さんに扮しています。「梅」沢ならぬ、レモンサワー。いいんですか?

 個人的には、ウォッカを博水社の割り材「ハイサワー」で割った味に近いような。ハイサワーもおいしいレモンサワーをつくれるのですが、割るほうであるためリキュールによって味が変わります。安定した味を出すという意味だとレモンサワーの素のほうが使い勝手がよいのかもしれません。500ml瓶で10杯ぶんくらいレモンサワーをつくれるので、ソーダと氷の金額を考えても缶のレモンサワーを飲むより強く済みますよ。もちろん、リキュールの割合を高くすることで、濃いめにもできます。

■家飲み派を狙いうち

 サントリーというと高アルコール缶チューハイのストロングゼロが家飲み派にウケているという話を聞きます。レモンサワーの素は、アルコールを調節できますし、ストロングゼロ好きにもひびくのではないでしょうか。自分でソーダと割ってつくるだけに、コスパの良さは圧倒的。サントリーさんが家飲み派を狙いうちに来たぞ、という気合いを感じます。



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