アスキー編集部のモーダル小嶋です。逆流性食道炎と診断され、炭酸・アルコール・カフェインなど刺激物の摂取を控えるよう担当医から注意されてしまいました(その顛末はこちら)。アスキーのコンビニグルメ担当記者である筆者にとってはきびしい状況ですが、現実は現実として受け入れる必要があります。
とにかくジャンクな食べ物を中心に紹介してきた「アスキー・ジャンク部」も、症状が収まるまではすこし落ち着いたテイストになります。今回は、コンビニのグリーンスムージーを飲み比べます。バトル漫画からいきなりラブコメになるぐらいの路線変更な気もしますが、体調を優先します。
スムージーといえば一昔前は「なんだか意識高い人が飲むやつっしょ? セルフブランディングのためにキャッチアップするコンセンサスのもとにレバレッジを生み出すソリューション飲料でしょ?」と思われていたかもしれません。しかし今ではコンビニの定番飲料としておなじみになり、派生商品も店頭に多数並んでいます。
今回は王道である「グリーンスムージー」を、セブン−イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップで購入。飲み比べます。
飲み比べのポイントとして、飲みやすいかどうか、野菜と果実の味のバランスはどうか、甘味と酸味はどちらが強いのか……あたりをチェックしていきます。
セブン−イレブンはバランス型で飲みやすい
セブン−イレブン「SMOOTHIEグリーン 190g」
内容量190g 198円
野菜:にんじん、ほうれん草、小松菜、ケール、キャベツ、なす、アスパラガス、セロリ、白菜、だいこん、レタス、クレソン、パセリ、ビート、かぼちゃ
果実:りんご、バナナ、パインアップル、マンゴー、レモン、キウイフルーツ
製造:安曇野食品工房 兵庫工場
甘い度:★★★☆☆
酸味度:★★★★☆
果物感:★★★★☆
野菜感:★★★☆☆
総合点:★★★★☆
まず、口当たりのよさが印象的です。野菜と果実の繊維感は残しつつも、ドロっとしているほどではない。使っているフルーツが多いためか、果物の香りをきちんと感じられます。野菜としては白菜などを使っている効果でしょうか、まろやかで飲みやすい。なすを使っているのはめずらしいですね。
野菜と果実の味がそれぞれ感じられつつ、飲料としてはすっきりとした風味になっており、後味も青臭くない。バランスの取れた、飲みやすいスムージーといえます。ただ、やや酸味が強いのが、気になる人もいるかも。ちなみに、砂糖・甘味料を両方とも使っていないのは、今回用意した4つの中ではセブン−イレブンだけです。
ややフルーティーな味わいのローソン
ローソン「NL グリーンスムージー 200g」
内容量200g 178円
野菜:ケール、さつまいも、にんじん、小松菜、セロリ、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、みつば
果実:キウイフルーツ、リンゴ、レモン
製造:東京めいらく千葉工場
甘い度:★★★★☆
酸味度:★★★☆☆
果物感:★★★★☆
野菜感:★★☆☆☆
総合点:★★★★☆
口にふくむと、キウイとリンゴの香りがブワーッときます。果物が強く残っている味わいといえますね。酸味もしっかりありつつ、セブン−イレブンと比べると繊維質が残っており、粘りというか、あらごし感のようなものも感じる。少しどろりとした食感を求めている人ならよろこばしいでしょう。
一方で、野菜の味はそれほど強くありません。さつまいもやにんじんの甘みと、セロリ・パセリ・クレソンの香りが主張してはいますが、風味としては果物のほうが強いといって差し支えないかと。セブン−イレブンと個性は違うものの、こちらもなかなか飲みやすくまとまっています。ぶどう糖果糖液糖と甘味料が入っている分だけ、セブンより甘いのかもしれません。
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